100万でモータースポーツ その002-いきなり全パーツ組み込みっ!
ピットロードをゆっくりと走るエッセレーシング(笑)見るからに獰猛な雰囲気が漂ってます。(嘘ですごめんなさい)
エッセレーシング(笑)の製作記の第2弾です。一気に作っちゃいましたよ~。まぁ、色々と簡単ということもあるのですが、何より久田が乗りたくてたまらないという…これが作業に拍車をかけました。さらに、パーツをオーダーするときのドキドキ感。これ、久々に味わってますねえ。お客様はいつもこんな気持ちなんだろうなぁ。エボや、インプのデモカー用のパーツをオーダーするときは、額にシワを寄せた難しい顔になっちゃうんです。これで何馬力出るんだろう。これで筑波何秒出るんだろう。なんてことばかり考えてます。でも、エッセの場合は、楽しけりゃいいやぁ!! ですからね。根本的にプレッシャーが違います。でも、もちろん、速くしなければいけない…楽しくしなければいけない…お金はあまり使ってはいけない…という目標はあるのですが。まぁ、あまり固く考えずに気楽に行きます。
さてと!!
気楽と言いつつも、内容はマジですぞ!! 組み込む予定のパーツをざっと書きだしてみましょうか。
車高調整のキット。(ビルシュタインだぜぇ!)
前後のスタビライザー(ノーマルは前後とも無かった!)
ブレーキパッド(ストリートメインだけど…サーキットも考えなきゃなぁ)
強化クラッチ(大パワー車だけに必須…嘘です、でも強化、理由は後述)
軽量フライホイール(レスポンスアップさせて、スポーツフィールを実感!)
マスターシリンダーストッパー(ブレーキペダルのフィール改善)
スポーツクーラント(どうせ交換するし、スポーツ向けが吉っ!)
さらに極めつけは…
LSD! (ここがキモ! 乗用車からスポーツカーへの深くて暗い川を飛び越える必殺のアイテム!)
上記はすべてD-Sportsさんのパーツを使用させてもらいました。なんといってもダイハツ車を知り尽くしたメーカーですからねえ。素人が手を出すなら一番安心できるメーカーだと思ったことが採用の一番の理由ですね。
そしてさらに…
レイズのA●LAP。(6Jの13という超ワイドホイール!! 激軽っ!)
アドバンネオバ 165/60-13。(言わずと知れたハイグリップタイヤ、グリップし過ぎてひっくり返ったらどうしようっ!)
ブリッドのDIGO。(リクライニングもしないと嫌っ! でもホールドも良くないと嫌っ! あげくにでっかいシートは入らんしっ!)
プロドライブの4点式シートベルト (安全性に関しては妥協はできんしっ!)
ピボットのデュアルゲージ。(アナログの回転計の中にデジタルの油温表示、さらに言うならOBD端子に繋ぐだけで回転信号は拾える超お手軽高機能!)
エンドレスのステアリング。(安価でかっこ良くて派手、う~ん、久田好み)
CMRのステアリングボス。(えっと…えっと…ちゃんと着くし、長さも適正…えっと…まぁ、とにかく世話になってるしっ!)
リキモリのTOPTEC。(言わずと知れた超高性能オイルっ! 入れるほうが高級すぎて、紙コップにロマネコンテついでる気分っ!)
という、超豪華メンバーで固めさせていただきました。苦労したポイントは…うーん、ないかも…パーツのすべてが軽いって、ほんとうに有難いですねえ。外したミッションを運ぶのも楽々。ホイールなんか両手に持って振り回せます。まぁ、これはA●LAPの特徴でもあるのですが…
苦労ではありませんが、ミッションを外すときに、クルマが小さすぎてエンジンハンガーが使えないというのはありました。フェンダーのところに乗せてエンジンを吊ったりするアレですね。まぁ、それもミッションの重量そのものが軽いので、エンジンクレーンで吊っておいて、ミッションを人力でエイヤッと外してしまえばOK。
ミッションをばらしてみると…ギアちっちゃっ! なんか、機械式の時計みたいw かわいいですねえ。
全部のパーツを組込み、軽く走ってみると…うーん、楽しいですねえ。ノーマルとは、もう段違い。グリグリ曲がります。乗り心地もさほど悪くないし、LSDが良い感じに効いてくれます。まっすぐは劇的に遅いけどね…
この、暫定で出来上がったエッセレーシング(笑)を、アムクレイドの走行会に持ち込んでみました。周りを見回せば、GT-R、スープラ、エボ、インプなどがメインです。ふっふっふ…エッセレーシング(笑)を舐めるなよ。
コースインして軽く流します。エビス東コースは、高低差がすごいコースです。最初は様子を見ながらのんびり…3~4周目くらいからペースを上げていきます。
フラットな1コーナーを3速で抜けます、軽く下りながらS字を抜けて、一気に下ります。右ヘアピン…車重が軽いせいか、パッドとフルードを交換しただけのブレーキでもかなり突っ込めますね。その後の上りはきついです…そして左ヘアピン(便所コーナーとも言われます、ひどい名前;;)。立ち上がりでLSDが綺麗に作動します。う~ん、引っ張ってくれますねえ。その後の下りながらの僅かな右コーナー…ここではヨーが残ってしまいます。いつまでもボディが安定しません。これは、さすが柔らかいですね。ストリートではぴったりだったのですが、サーキットではさすがに柔らかく感じます。最終コーナーを抜けて、最もきつい上り坂です。全開で駆け上がっていきます。メインポストが見えてきました。何やら旗が出ています。エッセレーシングを褒めてくれているのでしょうか??
おお!! 青旗です!! って、お前遅いからどけって意味です。くぅ~~ちくそおお! サーキット35年走ってきて、初めて出されました。記念すべき青旗です。ちぇ。
まぁ、上りが遅いのはしょうがないですねえ。でも、サスは何とかしなければなりません。デフォルトの約5キロのバネを、とりあえず8キロに交換してみました。お、だいぶ落ち着いて来ましたね。
最終的には9キロでバランスが取れました。リアは交換できないので、これくらいが限界のようです。相変わらず上りは悲しくなる遅さですが…下りは速いです。かなーーり、速いです。でも、これ…ミッションも何とかしたいですねえ。あまりにワイドレシオで、うまくつながりません。回転も6000でいっぱいいっぱいなので、相当無理があります。
まぁ、エボやGT-Rと比べちゃいけませんね。
暫定とはいえ、そこそこ出来たはず。待ってろよ、他のエッセ!! エッセレーシング(笑)がぶっちぎりに行ってやるぜっ!!
以下次号
メインストレートを走ります。この直前に青旗出されてます。ちくそぉ・・・
みんなに笑われながらピットを出るエッセレーシング(笑)。
今回使用したパーツをグチャッと並べてみました。おもちゃ箱ひっくり返したみたいね。
ドライブトレーン系です。アンダーパワーの車両になぜ強化クラッチが必要なのかは…まだ教えません。
サスは当然車高調整。それもビルシュタインです。高級品です。緊張でドキドキしますね。
パッドはストリート系のものを選んでみました。サーキットだけに特化したクルマなんか作らないっす。
かなり凝った作りのマスターシリンダーストッパー。肉抜きされているあたりが素敵です。
エキゾースト系もDsportsです。大地を震わせるような重低音が響く…わけありません。静かで車検ももちろんOKです。
今回使用したタイヤ&ホイールです。13インチにしたのはタイヤが安いからだろうというツッコミは…当たってるけどダメッ!
マジ軽いです。これ持ったままビリーズブートキャンプできます。Youtubeにアップしたいくらいです。(しようかな)
エンジンハンガーが使えません。って、フェンダー短すぎ! 久田の足と同じです。
ミッションも軽々持てます。ちょっと腕がプルプルしてたのは内緒。
ミッションを取り外したらサビだらけのクラッチが…今までお疲れ様。よくがんばったね~
ミッションばらします。精密機械のようです。久田の場合、小さすぎて指が入りませんw
取り外したデフと、今回組み込んだLSD。これで深くて暗い川を飛び越えるのです。
リアサスの比較をしてみました。ショートストロークになっていることがわかりますね。
スプリングは不等長ピッチです。乗り心地と、沈み込んだ時の硬さの両立です。
組み込まれたリアサスです。黄色が映えますね^^
フライホイールと、強化クラッチを組み込みました。
フライホイールの外周部が削られているのがわかりますね。
フライホイールを重さで語るスカタンはまだ存在するのでしょうか…
ボズのファクトリーです。
マスターシリンダーストッパーが組み込まれてます。ロゴがかっこいいですねえ。
フロントサスの比較です。やはりショート化されているのがわかります。
組み込まれたフロントサスです。個人的には225という自由長のスプリングが引っかかります。
200にしてくれればよかったのに…後で交換しやすいですからね。
スタビは、実は同時には組み込めませんでした。
純正部品取り寄せないとつかなかったのです。ブラケットないし…まぁ、これは久田のミスです。