2018-1014号 クラッチのお話
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ボズレター2018-1014号 BOZZ LETTER Ver.2018-1014
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2018年10月14日号
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皆さん、おはようございます!
皆さんがこのメルマガを読むのはおそらく夜でしょうが…
早起きして書いてる事をアピールしたくて
おはようございますにしてみましたっ!
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◎近況報告あれこれ
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まず、近況報告ですが…ボズBRZが無事に復活いたしました!
クロスミッション組んだは良いけど、前進はできるけどバックできない…
という扱いづらい(てか無理)状態から、
現在では前進後退自由自在です。あたりまえですが…
このトラブルの原因究明と復帰に、
多大なるご協力を頂いたアンフィニデベロップメントの宮田社長に
全身全霊でのお礼を申し上げたく存じます。
やっぱ持つべきものは頼りになる先輩です。
競技前日に、ディーゼルのアクセラで
「明日のドラッグ走りなさい」という無茶振りをされても、
台湾で
「チャーハンまだ来てないから催促してきなさい。
久田さん喋れるから大丈夫だよね」
という無茶振りをされても、全力で対応してく所存です!
んでも、簡単な英語ならまだしも、俺は台湾の言葉はわからないっす!!
さて、W社のクロスを組んだBRZですが、まだ慣らしなのですが…
ミッションの入りはスッパスパです。
かなりギアの刃が荒く(大きく)なっておりますので、
唸り音がするのでは…と危惧していたのですが、
それも殆ど感じられません。
あのLFAのミッション作っている会社だからなぁ…
精度バリバリのようですね。
最高速は大幅に低下してしまったので、富士はもう無理ですが、
つくばやエビスに持っていくことだ楽しみです。
それにしても、BRZのミッション脱着はさすがに慣れました。
かなり丁寧にやっても1時間位で積めるかもですね。
忘れないうちにまたやりたいなぁ…
クラッチキャンペーン実施中ですので、
どなたかクラッチ交換しませんか?
さて、お客様の車両では…
“笑顔の好青年”M宮さんのGDBの前置きインタークーラーの装着中です。
ホースメントをぶった切るとか、
装着されているオイルクーラーの導風板を加工する…
という前段階での少し厄介な仕事さえ終えてしまえば、
あとはそれほど難しいことでもないのですが…いくつか問題発生。
ゴムで出来ているはずの、バキュームホースやら、ブローバイホースが、
何故かプラスチック製だということが判明いたしました。
って、プラスチックのようにカッチカチに硬化しているだけなのですが…
このままではまず間違いなく割れてあとからエライことになりそうです。
新品のシリコンとゴムホースに交換ですね。
ところが、サイズ的に普段あまり使わないサイズも多く、在庫がありません…
さぁ、困った。それに気づいたのが金曜日の夜です。
普段ホースを購入させていただいている
H社のK島さんに電話して状況を説明したところ…
「今は遠方におりますが、土曜日に東京に帰りますので、
仕事の後に店までもっていきますよ。深夜になってしまうので置いておきます」
と、神のようなお言葉…
ありがたやありがたや…
今朝、店の前にロックせずに放り出しておいた軽トラを見てみると…
山のようにホースが入っておりました。
ほんとーーーーに、
人様のおかげさまで仕事をさせていただいていることを実感。
ありがたいことだなぁ。
M宮さんのGDBに限らず、
ちと年数の経った車両にお乗りのお客様は、
ホース関係の点検、交換をお勧めいたします。
バキュームが割れただけでエンジンブローの危険性もありますし、
インプレッサのサクションホースは古くなるとよく割れます。
すると、エアフロで計測した以上のエアを吸い込み、
結果的にAF値が薄くなってエンジンブローということにもなりかねません。
不安な場合はいつでも点検いたしますので久田に相談してくださいね。
また、オイルクーラーのステーがありえないほどサビサビ…
ちと異常なレベルだったのですが…
どうやら、バッテリー液の漏れが原因だったようです。
ブラストをかけても歯が立たないレベルの深いサビだったので…
ベルトサンダーですべて磨き、
下地塗装をしてからつや消しの黒でペイントし直しました。
う~ん、新品みたい。
その周辺のボルト、ナットもひどかったのですべて交換。
勝手にやった仕事なので、もちろん報酬はいただけませんが…
見ちまったらそのままには出来ないです。
それはプロの仕事じゃないと言われてしまうかもしれませんが…
はい、そんなプロならなりたくありません。プロじゃなくていいです。
(自称プロの勘違い野郎に言われても何とも思いません)
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◎クラッチのお話
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うわ…近況報告だけでえらいボリューム使ってしまった…
今回はクラッチキャンペーンのお話を書こうと思ったのに…
ま、いいか、少し駆け足で行きます。
まず、クラッチ安いです。
HKSさん、OS技研さん、ORCさんのクラッチが対象です。
そろそろクラッチ怪しいかな…と思うお客様はお早めにご相談ください。
で、クラッチですが…大まかに分けて選択肢は3つです。
まず、純正クラッチ。これはまぁ、普通ですね。
現在純正クラッチをお使いのお客様なら、
同じフィーリングで使うことができると思います。
ただ、クラッチ板はフライホイールとクラッチカバーで挟んでおりますので、
クラッチディスクとクラッチカバーだけの交換ですと、
今までと同じ距離は持たないことも多いです。
これは当たり前の話ですね。
フライホイールがすり減っていれば、
その分は挟み込める距離が短くなるからです。
まともな車屋であれば、
「フライホイールがすり減っておりますので同じ距離は持ちませんよ?」
とか、
「フライホイールがすり減っておりますので同時交換がおすすめです」
とアドバイスしてくれるはずなのですが…
クルマ屋殺しとも言える
「お前のところは高いな」
というお客様のセリフを怖がってアドバイスをしない場合も考えられます。
(久田はしつこくしますが)
また、フライホイールを外すのであれば、
クランクのオイルシールもぜひとも交換しておきたいところです。
このオイルシールを交換するためには、
クラッチとフライホイールを外さねばならず、
そのためにはミッション脱着…
という工賃が高いコースになってしまうのです。
金額的にも安い部品ですので、
どうせならしておくことがおすすめなのですが、
ここに関しても、クルマ屋殺しのセリフである「お前のところ…」以下略
また、エボの場合は、クラッチフォークのシャフトと、
そのスリーブもすり減っていることが多いです、
クラッチペダルを手で動かしてみると
カタカタと少し動いたりすると末期症状ですね。
この部分に関してもクルマ屋殺し…さらに以下略
ということで、価格だけで店を選ばないほうがいいと思います…
さて、残り2つの選択肢は強化のシングルと、ツインプレートなのですが
(トリプルはウチでは使う人はいません…)
と、ここでいい加減スペースが無くなってしまいました。
ということで、強化シングルと、ツインプレートクラッチの話は
次回にしっかりさせていただきます!
ということでまた次号でっ!!
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