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2023-1107号 ボズGRヤリスのお話

 

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ボズレター2023-1107号 BOZZ LETTER Ver. 2023-1107
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2023年11月07日号
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(今号のボズレターは本来11月5日発行予定でしたが、発行担当N山の体調不良により、発行日が2日遅れてしまったことを読者の皆様にお詫び申し上げます)

皆さん、こんにちは!

今日、11月5日はアムクレイド走行会です。現場からのレポートは…今回もやめておきます…安全策を取って今回は事前に書いておくことにします。走行会での出来事は次回のメルマガに書きますね。

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◎ボズGRヤリスのお話
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さて、前回のアムクレイド走行会で、ボズのGRヤリスはオイルクーラーのテストを行い、とても良い結果が得られたのですが…走行会後にリフトアップして点検しているときにとんでもないものを見つけてしまいました。
なんと、フロントブレーキキャリパーのダストシールが完全にボロボロになっています。連続での全開走行は3周ほどしかしていませんし、トータル周回数も30ラップもしていないと思います。にも関わらずダストシールボロボロ…一般的に考えれば、熱でダメージを受けたと考えるのが順当なのですが、今のところ正確な原因はわかりません。

当然、そのままにはできませんのでフロントブレーキキャリパーのオーバーホールを行いました。同時にブレーキパッドを皆さんご存知のウィンマックスAP3に変更。GRヤリスの純正パッドは、純正としてはとてつもなく高性能です。ブレーキのタッチも悪くありませんし、効きも十分。さらに常識的なサーキット走行ではフェードもしないという、一昔前の純正ブレーキパッドとは比べ物にならないほど素晴らしいものですが…さて、久田イチオシのAP3と比べてどうなるのか? 久田も興味あります。

話はそれますが…昔の純正ブレーキパッドはほんとーーーにダメダメなものも多かったのです。それも、大人しい性格の穏やかなクルマ…というならわかるのですが、当時としてはパワフルな1.8リッターターボエンジンを搭載したFRモデル(ランタボじゃないです)なのですが…なんと、筑波サーキットを1周でフェードしてしまうというクルマがありました。ストリートモデルでサーキットなど走るからそうなるのだ…なんて言われてしまえばそれまでですが、あんな貧弱なブレーキでは、箱根ターンパイクを普通に下ってくるだけでも怖いですね。

GRヤリスの話を続けますと…今回ブレーキのオーバーホールと同時に、フルハーネスシートベルトの装着を行いました。シートベルトは、皆さんもお使いのHPI製です。なんと6点式。なぜ6点式にしたのかはアムクレイド走行会の会場で見てみてください。あ、ボズスピードで見ていただくことももちろん可能です。
まぁ、6点式にしたのはいいとして…リアシートを取り外し、肩ベルトを取り付けている時の話です。いつものようにリアの純正シートベルトと共締めにして取り付けたのですが、その状態でリアシートの座面を取り付けてみると…シートベルトがリアシートの座面にかなり引っ張られてしまいます。座面は柔らかい素材ですから、6点シートベルトの肩ベルトがブニャブニャした手応え…これは危ない…無理に締め込めば苦しいですし、そこそこにしておけば万が一の事故の際にドライバーを守ることができません。これはフルハーネス使うときは座面外しか…なんて考えていたら…なんと!! シートの座面にフルハーネスシートベルトを通す穴がありましたよ! すげえ! これでシートベルトをたるませずに使うことができます。“モータースポーツにも使えます” 的なイメージのクルマを触っているときに、“だったらここはこうしておいてくれたらいいのに!” と感じることは多いのですが、逆に感心してしまうという珍しい事態に…GRヤリス偉いっ! って、この穴。フルハーネスシートベルト通す目的以外で作られていたらどうしよう…誰か知っていたら教えてください。位置も形状もシートベルト用だと思うのだけどなぁ…まぁ、ともあれ結果オーライで。

シートベルトといえば…以前に何回か書いたことなのですが、大事なことなので今回も書きます。時々ネットなどで、フルハーネスのシートベルトの腰の部分を、恐ろしく適当なステーで固定している画像を見ることがあります。ざっと読んでみると、取り付ける場所がなかったから、ボディに穴を開けたくないから、などの理由で、シートの固定ボルトあたりに適当なステーを共締めして、シートベルトを取り付けているパターンです。
自己責任でなどと書いてありますが、これは絶対に絶対にダメです。同じステーにしても、シートベルト用として、きちんとしたメーカーから発売されているものもあります。使うならそちらにしましょう。それにしてもボディに穴を開けたくないって…自分の命と、ボディとどちらが大切なのでしょうね。あ、ボディに穴を開けてシートベルト用のアイボルトを固定する場合は、きちんと防錆処理、水漏れが発生しないようにシール処理をすることも大切です。裏側から当板をすることは当然ですね。詳しくは店で久田に相談してください。命に関わることです。くれぐれも適当な取り付けはダメですからね!

さて最後に、もうボズに遊びに来た方はご存知かもしれませんが…ボズのリフト側の天井にLEDライトが4つ追加されました。今までは工場全体で6つの水銀灯だったのですが、作業側に4つ、新しいライトが追加されたことになります。
これが…もう、でたらめに明るくてびっくり。もっと作業がしやすくなりそうです。ただ…いままではなんとなく暗くてよく見えていなかった天井の隅っこまで明るくてね…掃除が行き届いてないのがモロ見えです…そろそろ年末だし、今年の大掃除は気合を入れないといけませんね(コロ松くんが)。
遊びに来たM君が、「壁の高いところに置いてあったのはDC2のラジエターだったのを今日初めて知りました!」と言っていました。今まで暗くて文字がよく見えていなかったのですね…
このLED。スイッチを入れたときの明るさには必ず驚くのですが、逆に、スイッチを切った、水銀灯だけになったときの暗さ…今まで本当にこんな暗いところで作業してたのか! と毎回思ってしまいます。まぁ、だからいつもおでこにライトを付けていたのですが…

さて、そろそろアムクレイドの準備をして福島に向かいます。今回も誰も事故りませんように、誰もトラブルを起こしませんように…特に自己ベスト狙いのコロ松くんにはきつく言わないとなぁ…まぁ、彼ももうベテランの域。きっと大丈夫でしょう。

それではまた次号で!


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