気軽に遊びに来てください!

2023-1023号 タイヤのお話

 

BOZZ SPEEDが発行するメルマガ
 「BOZZレター」の新着記事をお届けします。

ボズレター2023-1023号 BOZZ LETTER Ver. 2023-1023
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ランエボとインプレッサのチューニングとトラブル解決なら!
もちろん軽自動車もハチロクもスポーツならなんでもおまかせ!
BOZZSPEED/ボズスピードのメールマガジン=ボズレター
2023年10月23日号
ウエブサイト https://www.bozz.co.jp/
お問い合わせ info@bozz.co.jp または 048-952-8586
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さん、こんにちは!

今回、完全に久田のミスでメルマガ発行が遅れてしまったことをお詫びいたします。申し訳ございません!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎タイヤのお話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

さて…このところお客様と話していて気が付いたことをまず書かせていただきます。それはタイヤに関してなのですが、お客様がタイヤを選ぶ時の基準が時として正しくない方向に向かっているのではと思うのです。
まず、サーキットなどでの使用が多く、タイムを出したい、だからグリップの高いタイヤが欲しい。この考え方は間違ってはいないと思います。まぁ、グリップの高いタイヤはサスペンションとの相性も重要な要素になりますので、グリップが高い=快適に安全に速く走れる、とはなりません。タイムは向上したけれど、ひどく乗りづらいクルマになってしまった…こんなパターンにならないようによく考えましょう。って、考えてもなかなか正解は見えてこないと思います。久田に相談に来てください。以前にも書きましたが、コロ松君も、グッドイヤーのRS02からRSスポーツにタイヤを変更するにあたって、スプリングレートを倍くらい硬いものに変更し、さらにダンパーの仕様もよりハードな方向に変更しているのです。
もうひとつのパターンとしては、クルマの維持のコストを下げたい。もしくは今財布が厳しいから安いタイヤが欲しい…これももっともな考えです。久田もいつも財布が厳しいので、タイヤを購入するときは思いっきり悩みます。あ、ちなみに、タイヤだけに限らず、久田の個人車両に装着されているパーツ類は当たり前の話ですがすべて久田が購入しております。もちろん自費で…お客様と同じように、性能は欲しいけどコストは下げたい…どうしよう…うーん…と唸っているのです。
この、安いタイヤが欲しいという考え方の時に、価格は安かったけれど、ひどく減りの早いタイヤを組んでしまった…という失敗談を時々聞くのです。いくら安くてもあっという間に減ってしまうのでは元も子もありません。すぐにまたタイヤを購入しなければなりませんし、組み換え、バランスのコストもバカにならないでしょう。節約するつもりがかえって出費を大きくしてしまうというパターンですね。
もちろん、丸坊主に近いくらいまで減っているけれど、購入する予算がないからしばらくこのままで…こんな考え方は大ダメもいいところです。事故を起こしてクルマをパーにしてしまうくらいならまだしも…人身事故を起こしたりすることを考えてみましょう。これもいつも言うことですが、「あんまり飛ばさないから」なんて言い訳は何があっても通りません。1トン半もの重量の物体は、時速40キロでぶつかっても人間を殺すには十分な威力なのですよ。
タイヤにかかるコストを下げたいと思うならば、販売価格ももちろん重要ですが、同時に減りの少ないタイヤを購入することを考えましょう。なるべく安くて、ライフの長いタイヤ…これが最適解です。もちろん、そのためのアドバイスはきちんとさせていただきます。いつでも相談してくださいね。

また、タイヤがらみでもうひとつ。ボズスピードでタイヤを購入すると、頼んでもいないのにホイールのエアバルブが交換されていることがあります。顧客サービスの一環としてダメそう、もしくは近々ダメになりそうなエアバルブは新品に交換してしまうのですが…そのときに、ホイールメーカー製のカッコいい金属のエアバルブではなく、軽トラにも使っていそうなゴムのエアバルブに変更されていることがあります。
これは、サービスだから安物を使っているんだろうとか、ボズは貧乏だから金属のバルブが買えないんだろうとか…違いますっ!!
金属のエアバルブは、ハードな使用には向かないのです。まぁ、かっこいいですけどね。その理由は、サーキットなどを走っているときに、万が一コースアウトしてダートエリアにはみ出してしまったような状況で、エアバルブに何か硬いものが当たると…バルブが折れて一気にエアが抜けてしまうことがあるのです。もちろん、コースアウトしていなくても、何かが飛んできてぶつかってバルブが折れることもあります。こうなったらもう走行は出来ませんね。一気にエアが抜けることもありますから、タイヤも、ホイールも、下手をするとボディやサスペンションへのダメージも心配です。
そのため、スポーツ走行を前提とした車両の場合は、多少かっこ悪くともエアバルブは破損することが少ないゴム製というのがセオリーなのです。貧乏だからゴムにしてるわけじゃねーのですよ!

タイヤはクルマのパーツの中で、唯一路面と直接接している部分です。どんな高性能なエンジンでも、サスペンションでも、ブレーキでも、タイヤの性能が十分でなければ、その真価を発揮することはできないのです。”とにかく安いものを” という考え方はいかがなものかと…あ、そだ。高性能なタイヤであっても、空気圧をきちんと管理しないとその性能は発揮できません。空気圧のチェックはまめにしてくださいね。ちなみにボズスピードでもいつでもエア調整は出来ます。忙しいときには 「自分でやってください! はぁはぁ…」 なんて事も多いですが…当たり前ですが道具は無料でお貸ししています。

話は変わりますが、週末に入庫したG田さんのGDB。久田の大好きな純正リアデフの強化のお仕事です。例のニスモのプレート突っ込んでガッツリ効くようにしてしまうというパターンですね。何度も書きますがこの仕事大好き…もちろん、すべてのお仕事は喜んでさせていただいておりますが…腕の見せ所と言いますか…少ないコストで、クルマのポテンシャルが一気に向上したときのお客様の顔を見るのが好きなのですよ。喜んでいただけるようにキッチリ仕上げないといけませんね。

最後に、先日GTOに乗られているお客様がご来店されました。ピッカピカの最終型です。すげえ…とても大事に乗られていることがよくわかるクルマでした。GTOはボズの看板でもありましたし、久田個人としても大好きなクルマです。自動車雑誌では、重いだの、コケ脅しだの、曲がらないだの、クソミソに言われたクルマですが、久田は大好き。キッチリ手を入れればね…決して悪いクルマではないのです。人が何と言おうが好きなもんは好きなんですよ。
お話を伺うと、ブーストが上がらないトラブルに見舞われているとのこと。じっくりお話をさせていただき、旧車の問題点(主にパーツの入手の難しさ)も説明させていただいたのですが、それでもまだこのGTOにお乗りになりたいとのこと…

修羅の道を行きますか…わかりました。ならば出来る限りのことをいたしますと約束して近日中に入庫の予定です。きっと引き受けたの後悔するんだろうなぁ…でも、うまく行ったら嬉しいだろうなぁ…不安と期待とはこのことですね。

久田自身ももう相当低年式のポンコツですが…まだまだ死ぬには早すぎますね。久田も頑張りますので、GTOにももう少し頑張ってもらいましょう。
あ、来月5日のアムクレイド走行会。まだ僅かですが空きがあります。参加希望の方はすぐにライン、電話をください。

それではまた次号で!!

 

BOZZ SPEED/ボズスピード
URL:https://www.bozz.co.jp
メール:info@bozz.co.jp