2023-0507号 それって壊れた?壊した?のお話その2
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2023年05月07日号
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皆さんこんにちは!
GWいかがお過ごしですか? ニュースで、コロナから解き放たれた野獣…もとい、観光客の皆さまが、各地で楽しいひと時を過ごされているシーンをたくさん見ました。生しらす丼を食べるために2時間並んで、あげくに生しらす丼売り切れ…なんて残念なニュースも見ましたが、後になってみればそれも楽しい思い出になるのかもしれませんね。
久田といえば、3日間のお休みをいただきましたが、ひたすら自宅でのんびりコースでした。しっかり充電もできましたので気合を入れ直して頑張ります!
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◎それって壊れた?壊した?のお話その2
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さて…このメルマガを書き始めるときは、必ず前回発行したものを読み返してから執筆にかかるのですが…なんか、前号読んでみたら、こんな事をすると壊れちゃいますよ…次回に続きます。なんて書いてあります…あれ? 何書こうと思ったんだっけか…完全に忘れてますっ! やっべえ…連休でアタマリセットされちゃった…と、ここでピンときましたよ、さすが俺! 前回の原稿書くときに、項目出しをして、それを原稿と別に保存してありましたっ! マジでギリセーフ…とまぁ、アタマの容量が少ない久田なので、こんなことは日常茶飯事です。しかし、お客様との打ち合わせは忘れちゃったでは済まないので…打ち合わせの際には、いつも黒いノートを持ってメモしながら話しているのをご存じの方もいらっしゃると思います。忘れる前にメモしろ…と自分に言い聞かせているつもりなのです。あ、あのノートはね。モレスキンといいまして、久田のお気に入り。ゴッホ、ピカソ、ヘミングウェイさんなども使っていたこだわりの逸品なのです。チンケな車屋には分不相応極まりない…更に話が脱線しますが、シャル・ウィ・ダンスという映画(アメリカ版の方)で、ジェニファー・ロペスさんがスケジュールをチェックするときにモレスキン開いてました。個人的に好きなシーンです。
って! いつまでも話が始まらないのでこんな事すると壊れちゃうのその2いきます!
まずはクーラントに関してです。水冷エンジンの場合、ラジエターとエンジンの間にロングライフクーラントと呼ばれる液体を流して冷却を行っているのですが、このクーラント、車両が古くなってくるといろいろな原因で漏れたりすることがあります。ラジエターホースが派手に破けて、一気にクーラントが漏れてしまった…なんてトラブルの場合は速攻でレッカー移動>修理という流れになると思うのでまだ良いのですが…怖いのは、なんか微妙に漏れてる>バンド締め直したら直った>クーラント減ったから水入れておいた>そのまま放置で乗り続けてます…みたいなパターンです。強者になると、これを数回繰り返してしまったという方もいらっしゃいます。
当たり前の話ですが、こんな事を繰り返していたら、どんどんクーラントの濃度が低くなってしまいますね。ロングライフクーラントには、冬季に冷却水が凍ってしまうことを防ぐほか、錆の発生を防ぐという効果もあります。冷却水が凍ってしまったらエンジンに重大なダメージを発生させる危険性がありますし、錆によってエンジン、ラジエターがじわじわと傷めつけられ…最終的には修理不可能という危険性すらあるのです。
クーラントの漏れが発生して、応急処置として水道水を補充した場合は、なるべく早くボズにご来店ください。そして、できれば補充した水の量を覚えていてくれると良いですね。3年以上クーラント交換をしていない…というクルマなら全交換をオススメしますが、昨年クーラント交換を行った、などという場合は、継ぎ足しで濃度を調整することができます。
また、漏れなどが発生していない場合でも、5年以上クーラント交換をしていない場合はなるべく早い交換がおすすめです。できればその際にラジエターホースも予防整備で交換してしまいましょう。後からホース交換を行うと、またクーラントを入れ替えなければなりません。無駄な出費は早めの整備でセーブしましょうね。あ、ついでにサーモスタットも替えちゃいましょう。安いもんです。壊れることに比べたら…
全然交換していない…と言えば、車両を購入してから1回もミッションオイルを替えたことがない、という方も珍しくはないです。先日も車両を購入して数年経ったCT9A(!)のミッションオイルを交換させていただきましたが…ほぼカフェオレ的な色合いの液体が出てきました。うーん、これは何かが原因で水が混入したのか、それともミッション内部の結露の水による乳化なのか…ともあれミッションが無事であることを祈るばかりです。
ミッションオイル、デフオイルはエンジンオイルほど頻繁に交換する必要はありませんが、それでも定期的な交換を推奨します。アムクレイド走行会に毎回参加している…なんて走り屋さんなら、年一くらいで交換すると良いでしょうね。ただ、LSDを装着しているなら、絶対に早めの交換がおすすめです。できればエンジンオイル2回やったら、ミッションオイル交換…とか決めていると良いかもです。
CE9Aにお乗りのA井さんは、久田が”ちょっともったいないのでは…“ と思うほどにオイル交換を徹底的に行う方です。オイル交換時には、毎回全箇所。エンジン、エレメント、ミッション、トランスファー、デフオイルの交換です。A井さんのおクルマはすでに20万キロを突破しておりますが…エンジンは途中で1回オーバーホールしたものの、ミッションはいまだにノーオーバーホール。ギアの入りもスパスパです。この快調ぶりに、オイル交換のサイクルが関わっていることはまず間違いないでしょう。
交換したこと無いシリーズをまだ続けます。こちらが恐ろしくなってしまうパターンとしては、10万キロを超えているのに、タイミングベルト交換したことない。というものがあります。先日も…
「このパーツが欲しいんだけど」
「そのパーツもいいのですが、〇〇さんの車両、もう10万キロ超えてますが、タイベルやりましたか?」
「タイベル? なにそれ」
「クランクシャフトとカムを繋いでるベルトで切れるとやばいんですよ」
「あー、そのベルトなら、こないだキューキュー音がしたから替えたよ」
「いえ、それは外ベルトで、タイベルは中にあってですね…」
「そうなんだ、んで、このパーツなんだけどさ」
「そのパーツの前にタイベル考えたほうが…」
「それ、替えなきゃダメなの?」
「はい、エンジン壊れてしまいます」
「ふぅん、まぁ、俺あんまり飛ばさないからさ、それで、このパーツなんだけどね」
このあたりで、久田のこめかみにグリグリができてます。もちろん、押し売りはできませんが…予防整備なんかしったこっちゃねー! 俺はこのパーツが欲しいんだ…的なお客様は時々いらっしゃるのです。必死に説明はするのですけどね…こんな会話のしばらく後に、タイベル切れてエンジンがブローしたときに、「交換しなかったら絶対に壊れる」って言ってくれなかったじゃん! とか言われようものなら…そのときに久田はスナップオンのクソ重い2分の1のラチェット持っていないことを神様に祈ります。
タイベルは必ず交換してください。一応メーカーの指定は10万キロとなっていることが多いですが、激しい使い方をするなら8万キロ位を目安にするといいでしょう。クルマは痛いとか苦しいとか言えません。オーナーさんが大事に扱って、きちんと整備するしかないのです。ちなみに補足しておきますが、タイミングベルト切れるとバルブとピストンがぶち当たることが多いです。結果、エンジンオーバーホール、3桁の修理代金となることも珍しくありません。
全く同じ系列で、プラグ一度も替えたことない…もありますね。ブーストの立ち上がりあたりで息つきが発生している車両で、プラグを替えただけで一気に吹けるようになった…なんて例はいくらでもあります。この状態で乗り続けるとエンジンに大きなダメージを与える可能性が高いです。そうなる前に定期的(できれば年一くらい)に交換されることをオススメします。また、外したプラグのチェックは、エンジンのコンディションを知るためにもとても有効です。健康診断を兼ねて行うという考え方が良いと思います。
爆音系のマフラーを装着している方で、普段はマフラー出口に装着するサイレンサーを使用している方…この状態で全開走行するとエンジンに大きなストレスを与えてしまいます。もちろん、サーキットではサイレンサーを取り外し、街中ではサイレンサーを装着してゆっくり走る…という明確な使い分けをされている方ならいいのですが…お話をしてみると、年単位でサイレンサー外してないや…なんて方も多いです。あの…ならば静かなマフラーに替えませんか? エンジンがかわいそうです。
最後に、壊れちゃうよ…ではありませんが、とあるパーツの寿命を伸ばすヒントを感じることのできるイベントをお伝えします。
それはF1レースです。お金を払わないとあの迫力のある走行シーンは見られないのですが、You Tubeに、実況と順位表だけをリアルタイムで知らせてくれるチャンネルがあります。これが実に面白い。今年はレッドブル一強状態なのですが、そのドライバーであるフェルスタッペンとペレスは、とにかくタイヤ交換のサイクルが長いのです。もちろん、マシンが速く、タイヤに負担をかけなくても良いタイムが出せるから長持ちするのだ、という意見もあるでしょうが、それにしてもあの二人のタイヤマネジメント能力はずば抜けていると感じられます。そのチャンネルでは、何回タイヤ交換をしたか、どんなコンパウンドのタイヤを今使っているかも常時表示されています。走りのシーンを見なくても十分楽しめますよ? 機会があれば是非ご覧になってください。
で…何が言いたいのかというと。サーキットでの走行会の際に、なるべくタイヤに負担をかけずにタイムを出す練習などをしてみてはいかがでしょうか? という話です。簡単なことでは、ステアリングを大きく切りすぎないことから始めてみましょう。運転のスキルも上がりますし、タイヤも長持ち、いいことづくめですね。
さて、今日はかなり強い雨が降っています。オイル交換、サス交換などの予約がびっちり入っていますが…つまらない作業ミスなどをしないように十分に注意して頑張りたいと思います。久田も大事に使えばもう少し長持ちするかもしれませんからね!
それではまた次号で!!
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