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2022-0911号 ミッションオイルとデフオイルのお話

 

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2022年09月11日号
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皆さん、こんばんは!
やっと…少しだけ秋の気配を感じられるような陽気になりましたね。
もちろん、まだまだ暑いとは思うのですが、出勤の際や、7時過ぎに帰宅しようとしているときなどは、気持ちの良い風だなぁ…と思うことも多くなりました、
最近は、“気持ちの良い秋” という期間が短く、すぐに寒い寒い…になってしまうような予感もありますが…ともあれ、生命の危険を感じるような暑さが和らいできたことはありがたいです。

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◎ミッションオイルとデフオイルのお話
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さて、前回までエンジンオイルの話を複数回に分けてお送りしましたが、今回はミッションオイルと、デフオイルの話をさせていただこうと思います。エンジンオイルに比べると、ミッションオイル、デフオイルはあまり交換しなきゃ…とお客様に思ってもらえない存在のような気がします。確かに、メーカーの指定の距離も、40000キロと書いてあったりしますので、エンジンオイルに比べればはるかに長持ちするオイルだと考えてよいです。
でも、当たり前の話ですが、交換しなくて良いオイルではないのです。

中古の車両を購入したお客様で、購入してから年単位の月日が流れていても、「まだミッションオイルは替えたことがないです」という方も珍しくはありません。久田の立場からすると、そもそもミッションオイルやデフオイル入っているのかな? という不安さえあるのですが…前オーナーがいつ交換したかもわからないことが多いと思います。中古車を購入した場合は、液体関係はすべて交換…と考えることが安全です。

では、ミッション、デフオイルの交換サイクルに関してですが、これは一つの条件によって大きく変わってきます。それはLSDが組み込んであるか、否か…です。オープンデフの場合は、それなりに長い距離をオイル交換せずに走行してもさほど問題にはなりませんが、機械式のLSDが組み込んである場合は、エンジンオイル交換を2回する間に、ミッション、デフを1回交換するくらいが推奨です。これはひとえに、LSDの寿命を長く伸ばしたいからですね。もちろん、オープンデフの入った4WDのミッションに関しても、早め早めの交換のほうが良いに決まっているのですが…

ちなみに、ランサーエボリューションの場合、ミッション、リアデフの他に、トランスファーとAYCフルードという潤滑油を交換しなければならない部分があります。言い方はとても悪いのですが…この車両に、軽い意地悪と、うっすら悪意のある商売っ気と、不幸と、無知が渾然一体になりますと…「エンジンと、ミッションと、デフのオイルを交換してください」→「はい、分かりました、きっちりやります」(トランスファーは俺は言われてないよね)という事が起きることがあります。事実そういう例をいくつも見てきました。(これ、タイミングベルトでも同じことが起きますので注意してください)
本当にトランスファーの存在を知らない車屋さんもあるかもしれませんし、トランスファーやAYCの存在を知っていても、それを全部交換するとなるとそれなりの金額になりますので、お客様から「なんでそんなに高いんだ、それは替えなきゃダメなのか?!」とクレームを付けられることを恐れているのかも知れません。その結果、お客様の言った通りの作業しかしない…無駄なトラブル(?)を避けるために…というパターンの危険性もあるのです。
また、エボのトランスファーオイルは、とにかく入れづらい…ゆっくりゆっくり時間をかけて入れていかないと適正量まで入らないのです。そのため、言われてないなら、時間ばっかりかかって面倒な作業は避けたい…と考えるのかも知れませんね。まぁ、初めてエボのオイル交換をした…という車屋さんでも、「これなんだろう」と思わなければおかしい部分にドレンプラグがあるのですけどね…トランスファーもAYCも。

逆に、ユーザーの目線から見てみると、トランスファーやAYCフルードの存在そのものを知らない…という事から、この不幸が始まってしまうのだと思います。エボに乗っている方すべてがマニア層ではないことは当然ですし、ならばトランスファーの存在を知らなくても何ら不思議ではありません。でも、クルマにとっても、ユーザーにとってもオイル交換をしてもらえないというのは不幸なことだと思います。だから車屋がしっかりしなきゃいけないのですが。

次に、オイルの種類に関してですが、LSDが組み込まれている場合、LSD対応のオイルを使わなければなりません。これはミッションオイルに関しても、デフオイルに関しても同様です。ここからまたありがちな不幸の話なのですが…車屋さんが「LSDが入っていると思わなかった」という理由でLSD非対応のミッションオイルを入れられてしまうことがあります。リアデフはともかく、フロントに多いですね、これは。フロントにLSDが入っている車両に非対応のオイルを入れると…これ、久田の経験では恐ろしいことが起きました。すべての車両でこうなるとは思いませんが…アクセル踏むと、クルマが一気に横に持っていかれるのです。怖いですよ…

自分の車にLSDが入っているのか、入っていないのかわからない…というお客様も多いです。自動車雑誌などに、“両輪を持ち上げて、片側を回したときに、同方向に回ればLSD付き、逆方向に回ればLSDは入っていない” という話が載っていることがありますが、これは怪しいです。ちなみにイニシャルトルクをゼロでLSDを組むと、空転させたときに逆回転することもあります。ではどうやって見分けるか…なのですが、ある程度の技量のある方が運転すればだいたい分かるはずです。もちろん、ズルズルに滑っているLSDの場合は定かではありませんが…最終的には、バラしてみたら、「あ、LSD入ってる」ということもありがちなことです。

ともあれ、ボズスピードで販売させていただいているギア系のオイルは、ほぼ全てがLSD対応になっております。前回、久田は良いエンジンオイルを入れてもフィーリングだけでは、その違いがよくわからない…と書きましたが、ミッションオイルの場合は露骨にその違いがわかります。ギアの入り、その時の手応え、LSDの効き具合、チャタリング音(LSDの入っている車両で、低速でステアリングを大きく切り込んで動かしたときのバキバキいう音)の発生などですね。現在ギア系オイルでは、TOTAL製のものをメインに、硬さを変更したいときなどにはHKS製を使っています。どれも素晴らしいオイルですので、ぜひ一度試してみてください。オイルの粘度に関しては、車種、使い方によっておすすめが変わります。詳しくは相談した上で。あやしげなオイルからTOTALに交換するだけで、恐ろしくフィーリングが変わることも多いですよ?

今回エボにまつわる話が多くなってしまいますが、最後にまたちょっとだけ恐ろしい話を…エボ4以降のモデルには、AYC付きの車両が多く、デフケースを見るとドレンボルトが2つあります。一つはデフオイルが入っている部分で、もう一つはAYCの作動油が入っているのです。ドレンボルトをよく見ると、こっちがデフで、こっちはAYCだよ…ときちんと刻印があるのですが…
AYCのドレンを開けると、そこからはATFに近いものがサラサラと流れ出て来なければならないのですが…ドロっとデフに使うようなオイルが出てきたことが数多くあるのです…“デフなんだからこっちもこれだろ” と硬いデフオイルを突っ込んだんでしょうねえ…まぁ、それが原因で壊れたということはまだありませんが、ダメでしょうね、これは。変わったところでは、逆バージョンもありました。デフオイルが入っていなければならないところからATF。AYC側に、デフオイル…なんかもうね、めっちゃくちゃですね。

ギア関係は壊れるとかなりの高額な修理代がかかってしまう部分です。オイル交換というと簡単そうですが…信頼できるショップに依頼されることをオススメします。ボズはどうなんだ? ですか…うーん…バカなりに頑張ります。ともあれ、どんなことも相談してくださいね! 

それではまた次号で!!

 

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