2022-0717号 しつこいようですがブレーキのお話
BOZZ SPEEDが発行するメルマガ
「BOZZレター」の新着記事をお届けします。
ボズレター2022-0717号 BOZZ LETTER Ver.2022-0717
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ランエボとインプレッサのチューニングとトラブル解決なら!
もちろん軽自動車もハチロクもスポーツならなんでもおまかせ!
BOZZSPEED/ボズスピードのメールマガジン=ボズレター
2022年07月17日号
ウエブサイト https://www.bozz.co.jp/
お問い合わせ info@bozz.co.jp または 048-952-8586
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
皆さん、こんばんは!
先週のアムクレイド走行会もほぼ無事(?)に終了いたしました。ニュータイヤで参戦のY口さんと、サスのセッティングを詰めたSマンは、うだるような気温の中でなんと自己ベスト更新。夏場はタイムが出ないことが当然ですが…そこでベストタイムとは! 秋のアムクレイドが楽しみですね。驚くようなタイムを出してくれるでしょう。あ、Y口さんは、もう一回ニュータイヤ買いましょう! うふふ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◎しつこいようですがブレーキのお話
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今回のアムクレイドで思ったことなのですが…このメルマガでも何度も書いていることでもありますが…ブレーキフルードの交換は大切です。今回、完全にベーパーロックを引き起こし、ブレーキペダルが床まで入ってしまうという状態になった車両がありました。まだ、ウチでフルードの交換をさせていただいていない車両でしたので、沸点も低めのフルードだったのかもしれません。メルマガで書いており、新規のお客様の来店時にも「フルード交換はしてありますか?」と聞くようにしていたつもりなのですが…久田が甘かったです。もっときちんとしなければなりませんね。大事故には至らなかったのでそれはまだ良かったのですが…気をつけます。
ご来店の際には過去の作業例をもっときちんと確認いたしますが、ユーザーの皆様も頭の片隅に入れておいてください。ブレーキフルードは定期的に交換しましょう。ボズで使っているメインのフルードは、IDIさんのBF338というものです。ドライ沸点が338度という、バカほど熱耐性の高いものなのですが、それでも吸湿していけば沸点は下がります。そして、車に乗らなくても、フルードは徐々に吸湿していくものなのです。
ボズスピードでは、あまり耐熱性の高いパッドはオススメしておりません。もちろん、オススメしているパッドもノーマルパッドとは桁違いにフェード限界は高いものなのですが、あまりに温度域の高いパッドは久田が好まないのです。
その理由は…温度域の高すぎるパッドは冷間時に効きが悪くなることがあるのが一つ。もう一つは、フェードは徐々に起きますので、ドライバーが “あ、そろそろブレーキやばい”と気づくことができることがもう一つです。めちゃくちゃに高温耐性が高く、温度が上がりすぎても効いてしまうパッドの場合、パッドがフェードする前にフルードが音を上げてベーパーロックを引き起こすことがあるからなのです。
先程書いたように、フェードは徐々にブレーキの効きが低下しますが、ベーパーロックの場合は、一つ手前のコーナーのブレーキングでは “ガツン” と効いていたブレーキが、次のコーナーの侵入ではペダルが床までズッポリ入ったりしてしまうのです。これは怖いですよ…久田は某飛行場で行っていたブレーキパッドのテストで、駐機しているセスナに突っ込みそうになりました…
なかなかできることではないと思いますが、ベーパーロックを引き起こしてペダルが床まで入った場合は、ペダルを何度も踏み直すことで効きを取り戻せることもあります。何度もブレーキペダルを踏み直すことを “ダフる” と呼びます。時々ボズスピードで久田が誰かを運転席に座らせて「はい、ダフって~」と叫んでいるのを見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。それはペダルをパコパコ踏み換えしてね…と言っているのです。ブレーキフルード交換の際などにこの作業は行います。
ともあれ、走行中にブレーキが効かなくなったら、とりあえず頑張ってダフってみる…ということを頭の隅に入れておいてください。なかなかできることではないのですけどね…
似た現象で “ノックバック” というものがあります。これはブレーキの振動や、ハブのガタ等によって、ブレーキパッドが押し戻されてしまうことを指します。ブレーキペダルを踏んだときにパッドが動く量は僅かなものですから、ひどいノックバックが発生したときは、ベーパーロックと同じようにブレーキペダルを踏んでも床までドスンと入ってブレーキが全く効かない…という現象が発生します。
ベストモータリングなどの動画で、プロのレーサーがサーキットでバトルをしているときに足元を写していることがあります。すると、ツクバの最終コーナーの手前で、右脚はアクセルを全開にしたまま、左足でチョンチョンと、ブレーキペダルを踏んでいることに気がつくかもしれません。あれは、ノックバックが発生しているかもしれないので、パッドとローターのクリアランスが正常かどうかを調べ、万一ノックバックが発生していてもパッドを正常な位置に戻して、最終コーナー手前での強烈なブレーキングに備えているのです。さすがプロのレーサーは冷静ですね。これを真似することはとても良いことなのですが…プロ同士でバトルしているときならいいのですが、アマチュアの集まる走行会でこれをやると、真後ろに誰かがいる場合は嫌がらせをしていると捉えられることがあるかもしれません。まぁ、激しいブレーキングが予測される場所の前で、真後ろにいるほうがそもそも問題ですが…逆に、今これを読んでいる方が、コーナー手前で先行車のブレーキランプに気づいた場合は、ノックバック対策なのだな…と考えましょう。
久田がオイル交換時にハブガタを必ず調べるのは、このノックバックが怖いからです。うなり音とか、振動とか、ハブガタはいろいろな問題を引き起こします。でも、このノックバックが一番怖いですね。でもボズでオイル交換しておけば安心! たぶんね…
さて、コロナがまた増えてきましたが…こんなときこそ、以前書いた “一人ドライブ” のススメを思い出してください。繁華街に出歩くのは気が引けますが…あまり止まらず、一人で、もしくは彼女さんや奥さんとのんびりと走るのはいいものですよ?
今回、久田の好きなドライブコースを一つご紹介します。まず、どんなルートでもいいので、横須賀まで行きます。そして、そこからフェリーで東京湾を横切って千葉! 久里浜から金谷を結ぶルートです。おっさんやおばさんは、“男女7人秋物語” を思い出すかもしれないですね。え? 知らない? お父さんかお母さんに聞いてください…お父さんも知らなかった? ちっくしょう…おじいちゃんに聞いてください(泣)。いま後ろで、1987年と言ったら、「まだ産まれてません」とMくんが言ってます。うるせえや。明石家さんまと、大竹しのぶはこの番組がきっかけで結婚したんだぞ。
ともあれ、このフェリーに乗るのですが、ちょっと待った…乗る前に大事な儀式。久里浜のフェリー乗り場の近くに、コロッケ屋さんがあります。駐車場に止めて周りを見回せば必ずあります。コロッケと書いてある登りを探しましょう。
ここでコロッケとメンチを買って…フェリーに乗って…デッキの上で食べるのが大事です。運転手でない場合は、ビールも買っちゃいましょう。まぁ、男はグッとこらえて、奥さんや彼女さんに「ビール飲んでもいいよ」と言いたいところですね。でもこれからの季節は暑いわなぁ…ま、いい季節のときに行ってください。海上で食べるメンチカツは最高です。
んで、金谷についたら、房総をぐるっと一回り。帰りはアクアラインでさっさと帰ってくるもよし、地べたで頑張るもよし。丸一日かけてのんびり走るには良いルートです。いつか試してくださいね。
さて、今週もやっと終わりました。明日明後日はのんびり…できないのよ…GVBのクラッチのチェック行ってきます…まぁ、お仕事をいただけるということは本当にありがたいことです。まだまだ頑張ります!
それではまた次号で!
BOZZ SPEED/ボズスピード
URL:https://www.bozz.co.jp
メール:info@bozz.co.jp