2017-1112号 セッティングのお話
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「ボズレター2017-1112号 BOZZ LETTER Ver.2017-1112
ボズレター2017-1112
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2017年11月12日号
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皆さん、こんにちは!
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┃目次
┃◎セッティングのお話
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先日のアムクレイド走行会にご参加の皆さんはお疲れ様でした。
好天に恵まれ、自己レコードを更新した方も多かったです。
良かったですね!
今回も13台という大量エントリー…
本当にありがとうございます。
って、アムクレイドは営利団体ではないので、
1円たりとも利益は出てないのですけどね。
タイヤじゃんけんは、
今回は残念ながらボズ組は全員敗退…
来年こそタイヤもらいましょう!
4月のタイヤじゃんけんで勝利した山口さんは、
今回1秒半ほどタイムを伸ばした模様です。
さすがニュータイヤの威力ですね。
ブレンボのピンが飛ぶというおまけ付きでしたが…
あ、山口さんに業務連絡です。
ピン入荷しております。
さて、アムクレイドが終わったばかりですが、
次のイベントの紹介です。
来年1月18日にHKSプレミアムディの開催が決定しました。
ボズスピードももちろん参加です。
確か、一般走行枠もあるはずですので、
久田まで問い合わせてくださいね。
来週には詳細わかっているはずです。
HKSプレミアムディは、HKSさんの開催するお祭りです。
色々なイベントや即売会、展示で丸一日楽しめるイベントです。
ま…1月の富士ですから、寒いとか、メタクソ寒いとか、
ありえないくらい寒いとか、数年前は雪降ったとか、
色々ありますが…絶対に楽しいです。
チケットは年内にうちに届くはずです。
それも久田に問い合わせてください。
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◎セッティングのお話
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お知らせばかりが続いてしまいますが…
現在車高調整キャンペーン中です。
11~12月にブリッツさん、HKSさん、トラストさん
(今度こそABC順)
の車高調整をご購入のお客様は取付工賃、
アライメントが無料になります。
当たり前の話ですが、
ボズで車高調整をご購入いただいた場合…
後々まで、いくらでもセッティングの相談に乗らせていただきます。
アンダー、オーバーはもちろんのこと、
ハンドリングのシャープさ、安定性、乗り心地…
など、あらゆることに
的確なアドバイスをさせていただくことをモットーとしております。
ぜひともご用命くださいね。
よく、このアライメントをどんなデータにするか…
が話題になることがありますが…
なかなか奥が深くてやっかいなことなのです。
昔話を一つさせてください。
昔、久田がラリーに出場していたときに、
Tというメーカーの
ランサーターボ用ナックルアームを手に入れたことがあります。
このナックルアームは、
ステアリングのギア比が速くなるにも関わらず、
ステアリングが軽くなる…
という魔法のようなナックルと言われていたパーツです。
これ、なにかおかしいと思いませんか?
ステアリングのギア比が速くなる…
少ないステアリングの切り角でタイヤが大きく切れるということですね。
当たり前の話ですが、普通なら、ステアリングは重くなります。
ところがこのナックルの場合、
シャープになるにも関わらずステアリングは軽くなるのです。
実はこれ、不思議でもなんでもないのです。
ラリー車の場合、車高を上げることが多かったのですが、
そうすると、ノーマルのナックルアームの場合、
タイロッドの角度がきつくなりすぎて、
スムーズにナックルを動かすことができなくなってしまうのです。
そこでピボットの高さを変更して、
車高を上げた状態でも
タイロッドの角度が水平に近くなるように作られているだけだったのですね。
気づいてしまえば魔法でもなんでもないです。
逆に、ストリート系のランサーに乗っている人が、
「俺はTのナックル使っているんだ」
などと言っていることもありましたが…
車高下げたらタイロッドの角度が逆にきつくなって
ステアリング重くなるだけだろうに…
と心のなかで舌を出していたのは内緒です。
はい、なぜこの昔話をしたかというと…
車高によってタイロッドの角度は変わりますよ?
と言いたいからなのですね。
さらに、ここからは少し難しい話になりますので大幅に端折りますが…
タイヤが沈み込んだときに、
タイヤが内側に向くか(バンプイン)、
外側に向くか(バンプアウト)は、
タイロッドの取り付け角度によって変わってしまうのです。
端折った部分を聞きたい方はボズスピードまでいらしてください。
イラスト付きで説明いたします。
つまり…ノーマル車高の場合と、車高を下げた場合では、
静的なアライメントは同じでも、
動的なアライメントは変わってしまう可能性が高いのです。
車高調整を取り付けました。
アライメントは純正値に合わせました…
だめでしょ、それは…ということなのですね。
もう30年も昔の話です。
栃木県のKさんというサムライがいて…
この方は久田の運転のお師匠様でもあるのですが…
サスペンションスプリングを取り外した状態で、
アライメントゲージ(自作)を取り付けて、
サスがストロークしていく状態で
アライメントがどう変化していくのかを実際に見せていただいたのです。
そのときはKさんの言うことの半分も理解できませんでしたが、
今は少しは理解できたと思います。
車高をセットした状態での
タイロッド、サスアームの取り付け角度がキーポイントなのです。
って、現実的な話をしますと…
実はこんな難しい話はまるっきり理解しなくていいです。
「俺はこんなクルマに乗りたいんだぁ」
もしくは、
「○○サーキットのあそこでああなっちゃうので、こうなるようにして欲しい」
とおっしゃっていただければ十分です。
めんどくさいことは久田が考えますので、
お客様は運転を心から楽しんでいただければそれでOKということですね。
つーことで、車高調整お買上げの場合はボズスピードによろしくって…
今回は珍しく売り込み色の強いメルメガになってしまいましたね。
ともあれ後悔させませんからね!
それではまた次号で!
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