2016-0613号 スパークプラグのお話
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ボズレター2016-0613
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2016年06月13日号
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皆さん、こんにちは!
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┃目次
┃◎スパークプラグのお話
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ちょっと前まで寒い寒いと言っていたのに…
もう、暑いです、かなり暑いです…
アイフォンで三郷市の気温を調べてみると…
26度。うそつけこのやろー!
社内の温度計を見てきました…
36.7度…暑いわけです。
まさかうちって、外と10度も違うの??
これからまだまだ暑くなるのでしょうねえ…
考えたくありません。
さて、暑いのは人間だけではありません。
クルマも相当参ってくる時期だと
覚えていてください。
オイルクーラー、
ラジエターに不安はありませんか?
クーラントも
2年以上交換していない方は要注意です。
夏の準備、しっかりしてくださいね。
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◎スパークプラグのお話
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さて、今回のメインのお話ですが…
スパークプラグの話をさせていただきます。
ガソリンエンジンは、
ガソリンと空気を混合気として吸入し、
それを圧縮してから
スパークプラグの火花によって点火し、
燃焼させることを
エネルギーとしているのは
もう皆さんも御存知ですね。
このスパークプラグが劣化してくる、
あるいはエンジン特性に合っていないプラグを使うと、
混合気の燃焼がきれいに行われず、
パワーダウンの原因になるのです。
二日前、
久田が時々下駄として使用している
エブリィの調子がイマイチよくありません。
もう、13万キロも走っていくれている
おばあちゃんではあるのですが…
久田はこのクルマがめっちゃ好き。
和歌山の友人から譲り受け
(貰ったんだろっ!)
トコトコと最高時速80キロで三郷まで旅をし、
ボズスピードについた途端に
ラジエターがパンクしてエンコ
(懐かしいなこの言葉)
したのですが…
「着くまではなんとか頑張っちゃるからね!」
という年寄りの意地と優しさを見たようで
涙が出ましたねえ。
それから3年。
まだまだ元気に走っております。
マンボウという愛称で読んでいるのですが、
かわいいったらもう…
話が脱線しすぎました。
このマンボウの調子が
イマイチ良くなかったのです。
エンジン始動直後に、
吹け上がりがひどく悪くなる。
一度温まってしまえば
どうということはないのですが…
そういえば、
マンボウ一度もプラグ替えてやってないかも…
そう思って、速攻替えてみたこところ…
おお! 絶好調!
いままで、
それが当たり前だと思っていた
エンジンフィーリング激変です。
特に中間域のトルクがガッツリ増えてます。
マンボウって、こんなに速かったっけ…
もちろん、これは久田の怠慢です。
もっと早く替えてやらなきゃいけなかったですね。
しかし、これ、
穏やかなエンジン特性のマンボウだから
これで済んでいますが…
シビアなエンジンセッティングを施した
チューニングカーの場合、
最悪はエンジンブローする危険性すらあります。
ボズスピードでオススメするプラグは
HKS製のものが多いですが、
1本あたり2200~2500円と、
決して安いといえるものではありません。
しかしながら、
エンジンの調子をキープし、
さらに耐久性を向上させるためには
ぜひとも定期的なプラグ交換を
行っていただきたいと思います。
また、プラグには、
熱価というものが存在します。
熱価の低いプラグはかぶりにくいですが、
高負荷時には溶けてしまうこともあります。
逆に熱価の高いプラグは高負荷には強いですが、
長時間アイドリングで放っておいたり、
冬季にはかぶりやすくなったりもします。
レースカーなどの場合、
熱価の低いプラグでエンジン始動し、
暖機運転が終了したところで
熱価の高いプラグに交換することすらあります。
チューニングカーの場合、
純正指定よりも1~2番くらい
冷え型のプラグに交換することが一般的ですね。
これを不安だと思う方も多いかもしれません。
しかし、最近のチューニングメーカー製の
レーシングプラグは、
とても対応する温度レンジが広くなっているのです。
1番くらいあげても
アイドリングは全く問題ないレベルだと
考えて良いと思います。
次に耐久性ですが、
これはもちろん使い方、
走行距離によるのですが…
あくまでも一般的な
ボズスピードのユーザーレベルで言うと…
出来れば毎年1回は交換して欲しいところです。
さらに理想を言えば春と秋に交換ですね。
年間に5~6回も
サーキット走行会に参加するレベルの方なら
このくらいです。
また、プラグを外して、
焼け具合を云々される方も多いですが…
これはあくまでも目安にしかなりません。
久田ももちろんチェックはしますが…
どうしてもプラグで
エンジンの燃焼状態を正確に知りたいのならば、
5~6速でエンジン全開で走り、
その状態でエンジンをカットしてください。
そのまま惰性で走って止まり、
その状態からプラグを外して焼けを見れば
かなり正確な状況はわかるかもしれません…
って、危ないから絶対にやっちゃダメだってば!
要するに無理。
また、いにしえの頃。
プラグ交換ではなく、
プラグを外して焼けをチェックして、
そのプラグを清掃してまた取り付けて走る
という行為を良くしましたが…
(久田もやりました)
基本、これ、今はご法度です。色々ご法度。
まず、今のプラグは清掃不可です。
若い方はご存知だと思いますが…。
S石さんとか、H向さんとか、O沢さんとかぁ!!
ハコスカとか110サニーとか、
ダルマセリカのプラグをさんざん掃除した口でしょう!
今はやっちゃダメですからね…
また、必ずしも漏れるというわけではありませんが、
スパークプラグのネジの部分の根本についている
ガスケットは再使用不可です。
入っていたプラグを戻すなら、
このガスケットは交換しなければなりません。
ちなみにどこで売っているのか知りませんが…
35年ほど前に、
○―タ○―さんという
偉大なメカニックに教わったことですが、
ガスケットは交換したことないですね…
当時はプラグも安かったし…
ということで、
レーシングプラグを使用していて、
1年以上プラグ交換をしていないという方。
出来ることならなるべく早く交換してみてくださいね。
マンボウのように、
びっくりするほど調子が良くなることもありますからね!
それではまた次号で!!
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