2014-0420号 A/Fに関しての本当のお話
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「ボズレター2014-0420号 BOZZ LETTER Ver.2014-0420
発行日：2014.04.20.
ボズレター2014-0420
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2014年04月20日号
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皆さん、こんにちは！
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┃目次
┃◎A/Fに関しての本当のお話
┃◎編集後記
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またまた、メルマガが遅れてしまいました。
ハイパミの準備で忙しかったとはいえ…
T坂さんが、「ブレーキに関して、お前が乗ってチェックしろや！」
と、車を置いていったとはいえ…
K藤さんが、「エンジンに関して、お前が乗ってチェックしろや！」
と、車を置いていったとはいえ…
K下さんが、「マックガードのキーなくしたから、お前が何とかしろや！」
と、車を置いていったとはいえ…
S木さんが…以下同文…
ともあれ、久田が悪うございました！
けっして、新しいパソコンで遊んでいたとか。
オリンパスのコンデジすげえ！ と遊んでいたとか。
新しいフォトショを使いこなすのに必死だったとか。
ブラックラグーンをもう一度繰り返して観ていたとかではないのです！！
（マジで嘘だからね）
ともあれ、頑張っていくぞ～！
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◎A/Fに関しての本当のお話
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さて、今回のお題ですが、
ちょっとだけマニアックな話になります。
頑張ってついてきてくださいね。
今回のお題はA/Fに関してです。
以前に、少し書いたと思いますが、
今回はもう少しだけ詳しく行きますね。
A/Fを、えーえふ、と読む人もいれば、
えーばいえふ、と読む人もいます。
エロ系のもっとマニアックな読み方を
したい人もいるかもしれませんが、
それは今回はダメです。
真面目に行きます。
このA/Fですが、
簡単に言ってしまえば、
エンジンの中に空気とガソリンが
どのくらいの比率で入っているかを表すものです。
日本語で言うと空燃比と言います。
ガソリンが燃焼するときに必要な空気の量は、
ガソリン1グラムに対して、空気14.7グラムです。
この比率を理論空燃比といいます。
では、その比率がわかっているなら、
エンジンのセッティングって何？
と思った方もいるかもしれませんね。
その空燃比を測るセンサーを取り付けて、
14.7に近づけるように自動的に調整すればいいじゃん！
そんなの今の技術なら簡単だろう？？
お前、ぼったくってんだろっ！？
と言いたいですよね。
うあぁ…これ、正論ぽいというか、
場合によっては正論と言うか…
ともあれ、
ぼったくってるんじゃないってことだけは
説明しなければなりませんね。
理論空燃比とはですね。
ガソリンと空気がきっちりとカップルに
なってくれるということなのですが…
仮に5対5で合コンしますよね？？
カップル5個できます？
大概の場合、
イケメンをさっさと持って行かれてしまって、
むかつきながら喰いモードに入ってしまっている女性とか。
可愛い子をがっちりホールドされてしまって、
むかつきながら飲みモードに入っている男性とかが
いるものなのですね。
要するに、
ガソリンと空気をきっちり入れても、
全部カップルになってくれるとは限らないのですよ。
で、A/Fを薄くしていくと、
燃費が良くなるというメリットはありますが、
高回転、高出力のエンジンの場合、
出力が高いところでは放熱が間に合わず、
熱によるエンジンブローしてしまうことや、
ノッキングが発生して
衝撃によるブローをしてしまうことがあります。
また、冷間時の始動性はひどく低下します。
これは冷えたマニホールドの壁面に
ガソリンがへばりついてしまい、
実際にシリンダーに入るガソリンの量が
減ってしまうからなのですね。
また、A/Fを濃くしていくと、
燃費の悪化、出力の低下（濃すぎる場合）、
黒煙の発生などのデメリットがあります。
ちなみに余談ですが、触媒は、
理論空燃比のあたりが一番効率よく働きます。
濃くても薄くても排気ガスは汚くなってしまうのですね。
ということで、
セッティングはこれらを十分に考えつつ、
きちんと高出力を発生し、
なおかつ排気ガスも綺麗にできるところを探していきます。
冷間時の始動性も、燃費も、
排気ガスの色も大事です。
まぁ、数値だれけ入れておけば、
あとはオートで余裕っす！
という作業ではないということだけは覚えておいてください。
覚えておいてくれないと、
請求しづらいし…
一応貼りますが、セッティング（ECU)に関しての久田の考え方は…
に書いてあります。ぜひとも読んでくださいね。
あ、もう読んだ？
早く次書け？
ううう…GWに書きます…それまで待ってね。
でだ！！
このとっても大事なA/Fですが、
何人かのお客様は、
久田に駄々こねられて無理やり付けさせられてますね。
特にハイチューンのお客様は装着されていることが多いです。
てか、A/Fわからなくて
ハイチューンのセッティングなんかできないし…
ハードなセッティング時には、もちろん、
弊社で所有しているA/F計を取り付け、
そしてきっちりデータを見ながらセッティングした後に、
そのメーターを取り外しているのですが、
では、なぜ常時装着している
（させてもらっている）
お客様もいるのでしょうか？
セッティングの時に使うものなら、
その時だけつけりゃいいじゃんね？
テメー久田、うまいこと言ってメーター売りつけてんだべ！！
というお叱りも来るかもしれません。
あのね…A/F計ってね、
セッティングの時にも有効ですが、
トラブルを察知することにもとても役立つのです。
これは水温計や油圧、油温計と全く同じ。
燃料ポンプやレギュレーター、
インジェクターのトラブルなどを発見しやすいです。
3速で全開時に、5000回転前後ならA/Fはだいたいこのくらい…
などと覚えておけば、
それと異なるデータが出た時に、
すぐにうちに持ってきてくれれば…
「いやぁ、N本さん、危なかったですよ！！
このまま走ってたらブローしたかもしれません！」
というトラブルが発見できるかもしれないのです。
また、当社デモカーのBRZにも
A/F計が装着されていることにお気づきですか？
A/Fというと、
すぐにターボエンジンをイメージされる方も多いと思いますが、
NAでも基本は全く同じなのです。
あれは久田がBRZのエンジンセッティングを
詰めるために装着してあるものなのですね。
で…結局今回何が言いたいのかというと…
A/F計はフロントパイプにボスを溶接して、
そこにセンサーを打ち込むことが多いのですが…
フロントパイプを交換する予定のある方にアドバイスです。
A/F計の取り付けは今すぐではなくてもいいじゃないですか。
でも、センサーボスだけ打っておきませんか？
そうすれば、トータル工賃ぐっと下がりますよ？
なにしろ本来はフロントパイプ脱着工賃がかかります。
でも、今やっておけばそれが不要になるのです。
また、ブリッツ様は、
センサーボスをあらかじめ溶接したタイプの
フロントパイプも発売しております。
ちょっと高いけど、
それを買うのもありですね。
（納期かかることが多いかも…何しろ手作業らしいし…）
もちろん、じゃあ、ついでに
A/F計もつけておけや！
というオーダーも大歓迎です。
お客様の車両のコンディションをチェックしやすいですからね！
もう一つ言いたいのは…
トラスト様がアメリカ製のA/F計を輸入開始しました。
AEMの製品です。
先日見てきましたが、
なかなかかっこよろしいっ！
早く誰かつけましょう。
きっとね、最初のオーダーは安くなるかもよ…
久田がゴネるし…
ともあれ、
セッティングに使う高度なアイテム…
というイメージをなくし、
フツーに使える大切なデータを教えてくれるもの…
というスタンスでA/F計と
つきあってみてはいかがでしょうか？
2万円台から買えるようになりましたからね！！！
昔久田が初めて買った時なんか…
100万したような…ちくしょう…
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◎編集後記
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ということで、今回のメルマガ、
少し遅れたぶん、
ボリューム増やしてお送りしました！
いかがでしたでしょうか？
ご意見、ご希望はどんどんくださいね！
先日、レブスピードの取材をしてくれたI川ライターも、
このメルマガ読んでくれているとか！！ ありがたいなぁ…
しかし、そういう人が読んでるって思うと、変なこと書けないよね。
もっともっと勉強しなきゃなぁ。
つーことで、また次号で！！
あ、そうそう、今回のキーワードですが…
「トラストの新しいA/F計ってどんなの？」
にいたします！
例によってリキモリオイル１０％オフですよ～
ではまた！！！
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