REPO-007-2015年1月25日(日)HKSプレミアムディ
1月25日。恒例のHKSプレミアムディに参加してまいりました。本年、一発目のビッグイベントです。
毎年、猛烈に寒い…イベントではあるのですが、それだけに好タイムが期待出来るということでもあります。昨年はチューニングレベルは低かったものの、鈴木宏和氏のレース展開のうまさに助けられて5ラップバトルでは3位に入賞できた運の良いイベントでもあります。さて、どうなることやら…
今回のボズBRZは、スーパーチャージャー化して過給器のラジアルクラスに参加です。スーパーチャージャー化に関してのすったもんだは、BRZのチューニングレポートを読んでいただくとして(って、こう書いてしまったら、あっちのページも書かなきゃなぁ…と、自分を追い込む久田です)、とにかく、セッティングが終了したのがイベントの数日前という慌ただしさでした。
パワーと、トルクが向上したなら、サスペンションもセッティング変更するのが当たり前。しかし、エンジンが仕上がったのが数日前ですから…当然サスセッティングをする時間などなし…こちらもカンを頼りのぶっつけ本番でした。
前日入りする予定だったドライバーの鈴木氏も、急遽仕事が入り当日の朝に到着。車両の説明もそこそこに走りだすことになってしまいました。
今回はオプションスーパーラップに参加という形になり、競技(?)の形態はタイムアタック形式です。
一本目…2周したらピット・インして、タイヤのエア調整をしてから再度コースインしてアタック…の予定だったものが、鈴木氏が入りません。下駄を預けたらあとはお任せというパターンなので、良い方に考えます。“このままイケると踏んだからピット・インしないんだ”と…
ストレートを通過するボズBRZ。ん…なんとなく速そうに感じます。でもタイムは…2分2秒半ば。う~ん、なんか微妙。
数周してピットに入って来ました。鈴木氏に聞くところによると、トラクションが全然かからない…とのこと。とりあえず、空気圧調整、ダンパーの調整などをして再度コースインするものの、結局タイムは変わりませんでした。
二本目のアタックまで時間があります。何とかしてトラクションを増大させようと色々とセッティングの変更を試みましたが…と、ここでHKSさんからパワーチェックしてみるかとのお声がかかりました。
観衆の中でシャシダイに載せられたボズBRZ.。いやぁ、国竹のあんなマジな顔は入社以来始めて見ましたね。うん、真面目な顔してるんだもん。
限られた時間の中でのセッティングに、自信はあれども超不安…てなところなんでしょう。自宅まで車両を持ち帰って必死にセッティングしてたのはもちろん知ってますので、まぁ、何馬力でもいいじゃん…くらいに久田は考えておりましたが…やはり国竹にはメカニックとしての意地もあるのでしょうね。
果たして結果は…なんと302馬力。ターボに比べて高回転域でのパワーを稼ぎにくいスーチャーとしては御の字の結果です。うん、すごいぞ国竹。得意なのはシモネタだけじゃないな!!
なんと、この日の86、BRZ勢では2位のパワーとなりました。突貫工事、それも質素なセッティング機材だけでこの結果です。お父さんは満足…って、おいおい、二本目に向けてさらにサスペンションのセッティング変更です。
二本目、今日できることは全てやりました。ご存知のことと思いますが、ボズBRZにはほとんど空力パーツがというものが装着されておりません。これは客車に近い状態でのテストを行いたいという気持ちの現われですが、さすがに富士となるとキツイですね…ノーマルボディで行きたいと鈴木氏も主張していたのですが…
結果、2分1秒フラットまでは詰めることが出来ました。クラス2位です。もっとも、1位の車両には大幅に置いて行かれてしまいましたが…いやいや、まだまだこれからです。
ボズのスーチャーは今始まったばかりですからね。
次回はおそらく、ブリヂストンの新型のタイヤを履くことが出来ると思います。これだけで数秒のアップが期待できそうなのですが…
さらに、久田と鈴木氏の意見も同意をみました。
“いや、もうダメ、空力欲しいす…”
ということで、今回はそこそこの結果でしたが、とりあえず満足!
そして、次回は更に良くなることがわかりきっているポイントを攻めるだけです!
今回、鬼のようなドライビングで流れるテールをコントロールしてくれた鈴木氏のドライビングは、動画で見ることが出来るようにしておきますからね。
次回はもっともっと良くなった状態を見ていただけると思います。
これからも頑張りますので、よろしくお願い致します!