2012-1101号 サーキットなどを走る時の装備(車両編)
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「ボズレター2012-1101号 BOZZ LETTER Ver.2012-1101
発行日:2012.11.01
ボズレター2012-1101号
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2012年11月1日号
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皆さん、こんにちは!
もう11月ですねえ。早いものです。
毎日毎日バタバタしているだけでどんどん月日がたっていきます。
気がついたら久田も53。20代で始めたんですけどねえ、この店。
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┃目次
┃◎サーキットなどを走る時の装備(車両編)
┃◎編集後記
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今回、ちょっと昔話を…
19の頃、車が好きで好きで、
学校のテキストは年を越してもまっさらに近いのに、
先週買った自動車雑誌はボロボロ…
という毎日を過ごしていたのですが…
ある日、勇気を出して、その憧れの自動車雑誌の編集部に遊びに行ってみたのですね。
門前払いかとおもいきや、当時新入社員だったHさんという方が親切に相手をしてくれまして…
さらに「バイトとかに興味無いですか?」なんて、夢の様なお言葉まで頂いたのです。
それからは…
谷田部谷田部筑波谷田部富士谷田部編集部近くのプロダクション谷田部筑波…
なんて生活が始まります。もうね、毎日が夢のようでしたね。
新車にはいくらでも乗れるし、有名なレポーターはそこら中にいるし、
レーサーもいるし、ラリーストもいるし…
この時代は、現在の久田のバックボーンになっております。
幾つもの大切な言葉、経験、人様との出会い。
これらがボズスピードの色々な考え方のベースになっているのです。
素晴らしい経験をさせてもらったと思っています。
毎日、疲れ果ててボロボロでしたが…楽しかったなぁ。
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◎サーキットなどを走る時の装備(車両編)
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さて! 昔話はこれくらいで今回のネタに行きましょう!
前回、身に付ける安全装備に関して話しましたね。レーシングスーツなどの話です。
では、今回は、車両に取り付ける安全装備に関して話していくことにしましょう。
安全装備と聞いて、まず思い浮かべるのはシートベルトでしょう。
純正の3点式は、使いやすく、快適ですが、スポーツ走行時には少し使いにくいのですね。
そこでガッチリと身体を固定できる4点式ベルトが使われることが多いのです。
この4点ベルトの選び方ですが、いくつかのポイントがあります。
まず、幅は絶対に3インチのものを選んでください。
幅が広いということは、万が一の事故の際に、
身体の一部分に衝撃が集中しにくいということになります。
次に、バックルは絶対に丸バックル。もしくはレバーリリースのものが良いです。
平バックルと呼ばれる純正ベルトと同じ形状のものは、
肩ベルトが腰ベルトに縫い付けてあり、いざというときの脱出に手間取ります。
ヘタをすると、安全のためのベルトが、
燃えさかる車両から逃げられなくする縛めになってしまうこともあるのです。
危ない…です。
その点、ワンアクションで腰ベルト、
肩ベルトの4本がバラバラになる円バックル、レバーリリースは安全です。
そして、3点目は絶対に使用している時に緩まないこと。
これは当たり前ですね。
さらに、素材が柔らかく、身体にフィットするものがいいでしょう。
そして…どんないいシートベルトでも、取り付け方が適当では逆に凶器になります。
車両に穴を開けるのが嫌だから、という理由で、
変なステーを使用して4点ベルトを装着している人が時々いますが…
やめてください。そんな人はノーマルの3点で走ってください。
そっちのほうがよほどマシです…
4点ベルトを装着する際には、ほぼ間違いなくボディへの穴あけが必要になります。
もちろん、穴を開けた場合には、錆止め、防水加工が必要です。
さらに、ボディに穴を開けてアイボルトを使用する場合の当て板。
これの形状、サイズはとても重要です。
時々、きちんと穴あけ加工して取り付けられているシートベルトを見て、
うんうん、大丈夫だな…と安心していると…
裏側がワッシャーとナットだけという恐ろしい光景を見ることがあります。
衝撃を受けた際にスッポ抜けたら…どういうことになるか、簡単に想像できますね。
次に安全装備というと…でました、大物。ロールバーですね。
万が一の転倒の際に、ルーフが潰れることを防いでドライバーを守ってくれます。
ロールバーに関しては、簡単に作れるものではありませんので、
製品は殆どが大手メーカーの物になります。
クスコ、オクヤマ、サイトウロールケージ…さんなどですね。
これらのメーカーの物はほぼ100%信頼できます。
パチモノの入り込める世界じゃなくてよかったですね。
ただし…どんなに信頼出来るものでも、使い方を間違えたらなんにもなりません。
久田の経験ですが…むかしむかし、
とある映画に使用したパジェロのプロモーションの撮影のドライバーを務めておりました。
軽くジャンプした絵を撮ろうということになり、
手頃なギャップを利用して跳んだはいいのですが…
着地の際に、ロールバーにしたたか側頭部を打ち付け、半分気絶…
目の前にせまる壁。あ…俺なんかしなきゃいけないことがあったよなぁ…
なんだっけ…と、薄れ行く意識の中でぼんやり考えてました。
だああああ!! ハンドル切るんじゃん!!
と、気づくまで数秒。危なかったですねえ。
この時は幸いにも意識が戻るほうが壁に激突するより早かったですが…
本来、ヘルメットをかぶることを前提にしたロールバーでしたからね。
こんなこともあるのです、つけりゃいいってもんじゃないです。
最低限、人間の体が接触する恐れのある部分にはパッドを巻く、
シートの高さなどを工夫して、頭部との接触を避ける。などの工夫は必要です。
また、ロールバーを入れてボディ剛性を上げよう…
などと考える人がいますが、上がりませんよ?
ロールバーはあくまでも転倒時のルーフの変形を抑えるためのものです。
ボディ剛性は上がりません。
でもね…あそこをああして、こうして、ここをこうすれば…
ほら、ボディ剛性も上がっちゃうんですね。
普通に付けただけじゃダメですけどねえ。
詳しくは店で久田に聞いてくださいね。
車両側の安全装備に関して、もう一点説明しておきます。
ボズスピードのデモカーのステアリングはコーンタイプ、
もしくはセミコーンタイプが多いのですが…
ラリーカーもこのタイプを使うことが多いのをご存知ですか?
これはなぜかといいますと…安全なんですね。
ドライバーを守るためにコーン型のステアリングを使う。
でも、レースカーは少ないですね。
特にフォーミュラは全く無いかも…はい、これは宿題です。
なんでコーン型のステアリングは、チューニングカーやラリーカーにとって安全なのか??
ゆっくり考えてみてくださいね。正解が知りたい??
店に遊びに来てください。遠方でいらっしゃれないかたはメールでもいいですよ。
でも、まず考えてみてくださいね。これは意地悪でもなんでもないんです。
なぜ、このクルマにこのパーツなんだろう?
なんで、これじゃダメなんだろう?
こう考えることが、安全や速さのヒントになるのです。
久田もいつも考えてます。みなさんもご一緒にどうぞ~
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◎編集後記
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はい、最近の久田の身の回りの出来事ですが…
同じ埼玉県の越谷に、ちょっと気になるラーメン屋さんを見つけました。
スープはほぼ満点。でも、麺がちょっと柔らかい感じ…
壁には、“硬めの麺はできません!”と貼ってあります。
うーん、俺の味覚が追いついてないだけなのかなぁ…
全般的にとても美味しいのだけど…
ということで、今回のキーワードは
“うまいかまずいか試しましょう!”
にします。
でもね、このキーワードを言うとね…
久田とラーメン食べに行くハメになりますよ??
それでもいい人はリキモリオイル10%オフです!!
それではまた次号で!!
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