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2023-0117号 インタークーラーのお話

 

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ボズレター2023-0117号 BOZZ LETTER Ver. 2023-0117
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2023年01月17日号
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皆さん、こんばんは!

オートサロンも終わり、この業界もやっと平常運転…という感じです。本年もバリバリやっていきますのでよろしくお願い申し上げます。初っ端から、少し言いにくい話なのですが…今年も年賀状が戻ってきてしまった方が何人かいらっしゃいます…少なくとも昨年にボズにいらっしゃった方には全員に送らせていただいているのですが…引っ越しなどをされているのだと思います。もし、”俺んとこには届いてねぇ、久田のやろー舐めてやがんな!” というお客様がいらっしゃっいましたら、次回ご来店の際に一声かけていただけると嬉しいです。本年も”きざわるみ”さんの力作イラストです。また、ウェブサイトにもアップさせていただく予定です。ボズに来店したことはなくても、”あの年賀状”を見てみたいという方はぜひともアクセスしてみてくださいね。

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◎インタークーラーのお話
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さて…今回のネタは…GDBやGR、GV系にお乗りの方のインタークーラーについてお話しさせていただきます。もう、メルマガでは何度も書いていますが、新規読者の方もいらっしゃいますのでまた書きます。また、少しだけ視点を変えて書きますので、「あ、知ってる」とか軽く飛ばさないで読んでみてください。
まず、インタークーラーの前置きに関してですが、良くないとおっしゃる方も多いようです。配管が長くなるからレスポンスが落ちる…というのが理由らしいのですが…これはいつも店でお客様に言うことですが、ならばWRCに出ていたスバルはなんで前置きインタークーラーなのでしょうね…さらに言うなら、エボは純正で前置きですから、それなりに長い配管になっているのですが、インプに比べて特にレスポンスの点で不利とは思えません。
また、前置きにしたにもかかわらずパワーが上がらなかった…なども発言する方がいてもおかしくないセリフです。これは久田も理解できなくもない言葉でもあります。

では、パワーが上がらないかもしれないのに、なぜ久田はいつもいつも前置きインタークーラーをお勧めするのか…という話ですが…かみ砕いて説明していきますね。

まず、基本的な話ですが、インタークーラーの効率化は”圧損”と、”冷却性能の向上”。この2点にかかっています。圧損とは、圧力損失…まぁ、インタークーラー内部の抵抗と考えてください。圧損が大きいと、タービンが頑張って空気を圧縮して圧力を高めても、それを内部の抵抗で落としてしまうことがあるのです。小さいコアで、冷却効率を高めようとした場合によくありがちです。スペースの限られる場所にインタークーラーを設置したりするとアリがちですね…エンジンの上とか…
次に冷却効率ですが、これは走行風の当たる量と、風の抜けやすさ、コアの設計などで大きく変わります。ミッドシップやリアエンジン車でも、ラジエターはフロントバンパー内部に設けることが多いです。あれはあそこが一番冷えるからなのですね。ボンネット内部にラジエターを置くのは少し無理があります。ボンネットに大きなエアダクトをつけても…なことするくらいならバンパー内部に取り付けたほうがずっと冷えるし、楽ですね。あれ…これまたどこかのクルマと同じような話で…

って、スバルファンからぶち殺されそうなので、このくらいでやめます。ともあれ、フロントに置いた方が絶対に冷えます。大きめのコアも使えるので、圧損も減ることが多いです。もちろん、クソダメなインタークーラーもたくさん売っていますので、そのあたりは久田に直接聞いてください。

次に、インタークーラーの効率が上がると何が起きるかなのですが、簡単に言えばノック限界が上がります。ノッキングが起きづらくなるのです。これはターボエンジンにとっては素晴らしいことで、速くなるわ、エンジンの負担は減るわ、燃費はよくなるわ…もうね、いいことだらけ。
このノッキングは、どんなエンジンでも発生してしまいます。特にターボエンジンはノッキングが発生しやすいと言っていいです。しかし、ノッキングが発生したままにしておくとエンジンがぶち壊れてしまうので…ECUはノックを感知するとすぐにそれを防ごうとします。具体的には、点火時期を遅らせ、さらに燃料を増量させることでノックを防ごうとするのですね。そして、点火時期を遅らせる事、燃料を多く噴射させることは、パワーダウンにダイレクトに繋がるのです。インタークーラーを前置きにするとパワーアップする…は正確には”インタークーラーを前置きにするとパワーダウンを防げる”が正しいと思います。
そしてこのノックですが、ターボの場合ブーストの立ち上がりのあたりで一番発生しやすいです。インプレッサの場合ならば、3500回転から4000回転くらいでしょうか。このあたりでのノックリタード(ノック回避のために点火時期を遅らせる事)が入りづらくなりますので、中間域のトルクが向上することが多いのです。
余談ですが、シャシーでパワーを計測した場合に皆さんが見ている数値は最大パワーであることが多いので、この回転よりもずっと上です。ゆえに、インタークーラーを前置きにしてもパワーが上がらなかった、なんだよくそ…的な事が起きるのかもしれません。

もちろん、吸気温度が下がることは全ての回転でメリットとなりますので…インタークーラーを前置きにして、そしてエンジンのセッティングをすると…はい、ばっちりパワーが上がります。ノック限界が高いので攻め攻めのセッティングをしてもエンジンに負担をかけづらいのです。これはかなり美味しい部類のチューニングだと思います。すでにブーストアップを行っているお客様の車両でも、インタークーラーをあとあとから前置きにした場合は必ずリセッティングを行うことをお勧めしております。せっかくできた余裕がもったいないですから。ブースト圧も、上置きに比べて高められると思います。この辺りも久田に相談してください。

また、前置きにすることでそのほかのメリットもあります。まず、広大なスペースがエンジンルーム上部に出来ますので、オイルキャッチタンクなどを取り付ける際に容易であり、さらに、左右のバンクからのホースも効率よくつなぐことができます。
メンテナンスもとても楽です。スバルの場合、いろいろな作業をする際に、まずインタークーラーを外すのが基本ですが、それが前に行ってしまっているわけですから…どこからでもズボズボ手が入ります。コロ松くんのミッション脱着なんて…楽すぎてあくびが出ちゃうよ…これはオーバーか…
キャタライザーの脱着、ミッションオイルの交換、クラッチフルードのメンテナンス、いろいろなことが楽にできるようになります。これは、ただ単に久田が楽したいとか…そういう話ではないのですよ? メンテナンスが楽にできるということは、サーキットなどでの走行中に何かが起きたときに素早く対処できるということでもあります。それだけ実戦的な車両になるということですね。

ということで強くお勧めです。インプユーザーの皆さん。この話を頭の隅に入れておいてくださいね。

さて、今回はインプの話だけになってしまいました…次号ではエボの話をしましょうか…電子制御の庇護を捨て…俺は自由という海に漕ぎだす! なんて話にしましょうかね。

それではまた次号で!!


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