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2022-1204号 GDBにNISMOパーツ?のお話

 

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2022年12月04日号
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皆さん、こんにちは!

あっというまに12月ですね。今年の残りはもう4週間を切ってる…現在預かっているお客様の車両の作業で、つまらないポカをしないように、集中して、丁寧に、確実に作業せねば…と、自分に言い聞かせております。もちろん、体調にも気をつけなければいけませんね。コロナはもちろん、風邪やインフルエンザにも気をつけましょう。

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◎GDBにNISMOパーツ?のお話
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さて…先日行った作業で、タイムラインに上げたところ、何人かのお客様から問い合わせを受けたものの話をしたいと思います。

タイムラインに上げたのは、リフトアップされたコロ松君のGDBの前で、NISMOのパーツの写真を撮ったものです。スバル車になぜNISMO…と思われた方が多いのでしょうね。もちろん、それを狙って上げた写真なのですが…

スバルのデフには、日産と同じサイズのLSDが使われているものが多いのです。そのため、日産用のLSD用のパーツが使えるのですね。以前このメルマガにもGC8の話として書いたのですが、GDBでも全く同じことが言えます。みなさん、ご自分の乗っている車両の話だと食いつきがいいみたいです…まぁ、当然でしょうね。復習としてもう一度書きますね。

GDBの純正LSDのプレートはスプリングプレートを含めて、片側6枚となっています。本当はそれぞれに名前があるのですが、わかりにくくなるので全て“プレート”と呼んでしまいます。このプレートには、外に爪があるものと、内に爪があるものがあり、これがそれぞれ、左右のタイヤにつながっていると考えてよいです。そして、クラッチと同じように、プレート同士が押し付けられて、くっつくことによって、左右のタイヤの回転差を減らしていく…LSDがロックするという仕組みです。

余談ですが、ボズではLSDをオススメするときに、セッティングが決まりやすくて、比較的安価なクスコ製RSか、ある程度高価でもいいなら、寿命と効きが強いOS技研製のスーパーロックデフを提案することが多いです。OS技研製は車種によりますが、なんとプレートが片側10枚以上入っているものもあるのです。純正と比べるとはるかに効くことは当然ですね。

さて、話をGDBの純正LSDに戻します。このLSDですが、内側から内、外、内、外、外、外という順番で並んでいます。LSD効果は、内ヅメのプレートと、外ヅメのプレートの間で発生するものですから…3つの面でしか当たっていないことになりますね。これは効きが悪くて当然です。では、効きを強くしようとSTI製のLSDのオーバーホールキットを取り寄せてみると…やはり内ヅメは4枚しか入ってきません。並び方は変えられないのです。完全な純正パーツならともかく、STIブランドで販売しているのだから、内ヅメをもう2枚入れてくれりゃいいのに…まぁ、何らかの都合があるのでしょう。文句を言っても始まりませんね。そこで!! NISMOの登場です。NISMOはプレートを単品で注文することができます。さすがNISMOっ!! モータースポーツ向けのパーツはこうじゃなくちゃね!そして5番目の外ヅメをNISMOに交換してやると…接触面は5箇所。倍近くなります。効きが良くなるのは当然のことです。
LSDの効きと、イニシャルトルクは混同しやすいのですが、イニシャルトルクは効きはじめのタイミングを示すだけで、効きそのものはプレートの材質、形状、枚数、使用するオイルなどで決まります。うんと大雑把に言ってしまうと、イニシャルを無理に上げずに、効きそのものを強くする…が今回のコロ松GDBに行った作業ということになります。
イニシャルを上げ過ぎると、街中でチャタリング音は大きくなるし、車庫入れなどで抵抗が大きいものだからエンストしやすくなるし、コーナー進入時にプッシュアンダーがきつくなるしで、あまりろくなことは起きません。(状況によって強いイニシャルが必要になる場合もあります)
いろいろ不具合(?)が発生するので、いかにも効きが良くなったようなイメージになるのですが…実際はさほど効いていないということも多いのです。ちなみに純正のLSDがわざと効きを抑えたような構成になっているのは、チャタリングなどが発生すると「壊れている」と販売店に文句を言いに来る方が激増するからかもしれません。でも、“新車からLSDが装着されている” ということには魅力を感じるのでしょうね。その結果、装着されてはいるけど効いてない…が選ばれたのかもしれません。

今回、コロ松GDBのリアLSDをバラして、素の状態のイニシャルトルクを計測してみると…1キロ以下でした。ほぼイニシャル0。いくら低めがいいと言っても、これでは効きは期待できません。OH後は、「バッキンバッキンにしたらええんと違いますか?」(言葉適当)とか、作業を横で見ていたMくんと、N間さんがいうものだから、厚めのプレートで仮組みしてみたら…20キロを超えてもまだ滑らない、あげくにMくんが押さえてる万力を固定しているテーブルごと動き出した…というダメダメな結果になりましたので、3回位組み直して8キロに設定しました。でも、1回位20キロとかで組んでみたいなぁ…勇者求む!

試乗してみると、チャタリング音はほぼ出ずに、交差点で軽くアクセルを踏むとリアタイヤがかすかに空転しようとする音がします。いい感じ。とりあえずこれで乗ってもらって、感想を楽しみに待つことにします。喜んでくれるといいなぁ…ちなみに、今回コロ松GDBには、フロントにはOS技研製のスーパーロックLSDを組み込みました。本来ツインプレートのクラッチと、フロントLSDの組み込みがメインの作業だったのですが、どうせしばらくリフト上にいるのなら…ついでにリアもやってください!(漢) ということでリアはコスト低減のために純正の強化にしたのです。

何度も書きますが、LSDは圧倒的にドライビングが楽しくなるアイテムです。アクセルコントロールでクルマの向きを変える…自動車雑誌の中ではよく見かける文章ですが、実際にこんなことを行うには猛烈なテクニックと、それが可能な安全なコースが必要になります。しかし、LSDがきちんとセッティングされた状態で組み込んであると、交差点を普通の速度で走っているときにも、あ、効いてる…と気づきます。もちろん、安全なコースで、ドライビングテクニックが身についてくれば、自由自在に振り回すことも可能となります。久田が大好きなエッセレーシング(笑)が、あんなに遅いのに楽しいのはLSDの効果が大きいのですね。

もっと突っ込んだ話は、ボズに遊びに来ていただければ久田がじっくりと説明いたします。気軽に相談に来てくださいね。

それではまた次号で!!


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