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2022-0522号 雨のアムクレイドで思うウエットセッティングのお話

 

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皆さんこんばんは!

今日はエビス東コースでアムクレイド走行会でした!
あいにくの雨模様でしたが、このメルマガを書いている午後2時30分現在では、ボズのお客様は全員無事故です。今日まで同級生だと信じていたS女史が、じつは一学年上の先輩だと分かったのですが…彼女がお尻フリフリのセクシーなダンスを踊った程度です。このまま何もなく一日が終わりますように…

雨の日のサーキットはちょっとがっかり…タイム出ないじゃん…と考える方も多いと思いますが、これはこれで良いことも多いのです。何よりも、自分の経験になりますね。雨の日のサーキットを走ることで、滑りやすい路面への対応力が高まることは間違いありません。降ってしまったのは仕方がありませんので、気分を切り替えて楽しむようにしたいものです。ちなみに、久田が初めてレースで表彰台に登れたのは雨の耐久レースでした。パワーのない車両で、上位はとても狙えない…と思っていたのですが、雨のレース、それも耐久となるとチャンスが生まれることもあるという例でしょうね。

話が少し横道にそれますが、久田は長丁場のモータースポーツが好きです。スプリントレースや、ダートトライアル、ジムカーナのように車の全性能を短時間で絞り出す…というタイプの競技よりも、”長時間にわたって、とにかく壊さずに、そして出来るだけ速く走る“というタイプの競技が好きです。クルマのコンディションを逐一チェックしながら、問題が発生しそうならばそこをカバーしながら、まるでクルマと対話しながら走るようなことが好きなのだと思います。

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◎雨のアムクレイドで思うウエットセッティングのお話
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さて、サーキットに行ってみたら残念ながら雨が降ってしまった時の、その場でできる範囲の対応を今回は考えてみましょう。

まず、サスペンションに関してですが、ドライよりも柔らかめのセッティングのほうが良いと思います。本来ならばスプリングのレートも柔らかくしたいところですが、現場ではそれは無理だと思いますので、せめてダンパーだけでも柔らかめにして、荷重の移動をさせやすい状態にしてみるとよいと思います。また、調整式のスタビライザーを装着しているのならば、それも効きが弱まる方向にしてみましょう。だいぶ昔のレースの世界では、急に雨が降ってきたときにスタビライザーを外してしまう、という乱暴なことも行われたと聞いたことがあります。ダート競技では、ドライ、ウエットにかかわらず、スタビを外す、スタビを弱くするというメニューは一般的でした。これ、じつは久田がダート競技をやっていたころの話ですので、「今はそんなことはしねーよ!」という知識をお持ちの方はぜひ久田までご一報を。でも、最近でも弱化スタビって売ってますから…セッティングの方法のひとつとしては今もアリなのだと思います。
タイヤの空気圧に関しては、多くのタイヤは空気圧を低めにセッティングしたほうがグリップが高まることが多いですが…ヘビーウエットになった場合、空気圧を高めて、接地面積を減らして、面圧を高めたほうが良いこともあります。これもいろいろ試してみるとよいでしょう。今日のアムクレイド走行会でも、多くの参加者がエア圧の調整を行っていました。こうして試してみることは、間違いなく自分の引き出しが増えることになりますね。

現場でできることはこのくらいだと思いますが…ここからは久田の経験からのお話をします。雨の日のサーキットで自分のクルマを走らせているときに、ABSの介入がやけに早く感じたのです。まぁ、最初は久田の腕のせいだと思っていたのですが…いや、どう考えても明らかに早い。同じような仕様の他の車両と比べると、マージンを取れるブレーキングのポイントが手前すぎるのです。これはリアだ…と思って、リアブレーキのパッドを効きの弱いものに交換。そうしたところ、ABSの介入が少なくなり、かなりブレーキで奥まで突っ込んでいけるようになりました。リアのロックが原因でフロントにABSが入っていたのですね。前後同じパッドが入っているなら、あまりこんなことは起きませんが、何らかの理由で前後のパッドが違う場合は疑ってみるのも良いと思います。
これはブレーキだけに限らず、路面のミューが低くなると、普段は気づかなかったことが見えてくることもあるという一例です。

そのほか、LSDの効き始めのタイミングや、効きそのもの。電スロ車のスロットルの異常なセッティングなどもわかりやすくなります。ワイヤー式のスロットルでは起きえませんが、電スロの場合、ほんの少ししかアクセルペダルを踏んでいないのに、スロットルを大きく開くことによってパワーが増大したかのようなセッティングが施されていることがあります。こんなクルマに雨の日に乗るのは嫌ですね…

チューニングやセッティングだけではなく、雨の日に特に気を付けたいメンテナンスもあります。まずは当たり前ですが、サーキットではエアコンを入れるわけにはいきませんので(クーリング中はもちろんあり)、窓ガラスの曇りを防ぐケミカルを使う。サイドミラーに水滴がつきにくくするケミカルを使う。古いワイパーゴムは新品に交換して拭きムラを少なくする。そして最後に、各ペダル類の水を拭いておくことと、車両に乗り込んだ時に自分の靴の裏の水を拭きとっておく。これ大事です。水で滑ってブレーキペダルを踏みそこなうって、結構ありがちなのです。もちろん、これらはサーキットだけでなく、街乗りにも有効なことですね。

さて、そろそろフリー走行になる時間です。お客様が事故など起こさないように、もう一度みなさんに注意喚起をしに行かねば…これからも雨のイベントはきっとあります。降ってしまったものは仕方ないので、その日にできることを安全に楽しもうという姿勢が大事ですね。タイヤもブレーキパッドも減らなくてラッキーという考え方もあります。どんな時も楽しくクルマと接していこうではありませんか! 

それではまた次号で!!


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