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2022-0410号 車高調整式サスペンションをどう活かすか…のお話

 

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2022年04月10日号
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皆さん、こんにちは!

久田は今日、ワクチンの3回目を接種してきました。今のところ(午後12時13分現在)なんの体調の変化もありません。1回目、2回目は何もなく、少しだるいくらいで済んだので…今回もそうだといいなぁ…

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◎車高調整式サスペンションをどう活かすか…のお話
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さて、今回は“車高調整式サスペンションをどう活かすか?” というテーマでお送りします。これが同じ車高調整を購入するのが2回め、3回目だという方は除きますが…めちゃくちゃ身もふたもないことを言います。
初めてその車高調整式のサスペンションを購入するなら、まずはメーカー推奨の車高で、トーは前後ゼロゼロで、フロントはメーカー基準値よりもちょっとキャンバーつけた程度で乗ってみましょう。

ときどき、お客様からこのようなオーダーを受けることがあります。

「車高は低いほうが好きなので、下げられるだけ下げてください」
「キャンバーは目一杯つけてください」
「硬いバネが好きなので、レート上げてください」

気持ちはとても良くわかるのですが…これは…「はい、かしこまりました」とは言いづらいオーダーなのです。

これらのオーダーは、初めて行ったラーメン屋さんで、いきなり「味を濃いめにしてください」とか、「ネギ目一杯入れてください」とか、「チャーシュー麺のチャーシュー3倍にしてください」とかのオーダーするのと同じようなものです。
プロのラーメン屋さんは、メニューにあるものは、きちんと何度も試作、試食し、味のバランスの取れたものを出しているはずです。それを、そのお店で何度も食べている人ならともかく、食べたこともない人があえてバランスを崩すようなオーダーをする意味がよくわかりません。
別のラーメン屋さんで、いつも味は濃い目にしている。いつもネギを多く乗せてもらっている。いつもチャーシュー3倍にしている(うわぁ…無理)から、このお店でも同じオーダーでいいだろう、は、少しダメな気がします。まずそのお店の味を味わってから、自分の好みに変えていってもらったほうが良いと思うのです。

アラゴスタさんに、オリジナルの車高調整のサスキットを制作していただいたことがあります。依頼者の私、久田と、テストドライバーのTさんで何度もコースを走り、最終的にダンパーの硬さは決まりました。しかし、フロントスプリングは同じ硬さのものを選んだのですが、リアスプリングの硬さで、久田とTさんの意見が分かれたのです。温厚で親切な性格のTさんは「社長の言うことも、もちろん理解できるのですが」と、前置きしたあとに、「ちょっと隣に乗ってください」と、2名乗車でコースを走り出しました。もう、強烈なペースです。自動車ってこんなに足だけで速くなるんだなぁ…なんて思っていたところ、下りのコーナーで「ここです」と言って、縁石にイン側タイヤを引っ掛けたのです。クルマは激しくスライドしましたが、Tさんは難なくそれをコントロールして何事も起きませんでした。
「社長の選んだセットのほうが全体的にシャープでスポーティなのですが、あの状況になったときにお客さんではコントロール出来ないと思います」これがTさんが、一段柔らかいスプリングをリアに選んだ理由でした。

まともなサスペンションメーカーなら、このくらいのテストは当然のように行っているはずです。それを、1回も使わずに車高を落としたり、バネを替えたりするのはいかがなものかと久田は考えます。以前使っていた別のメーカーの車高調整のときはスプリングを硬くしたら良かったからこれも…という考えにも賛成はできません。もちろん、「これで3回目だよね、このサスキット買うの」という猛者もいらっしゃいますので、そんな方はご自分の好みのセットに初めから変えてももちろんOKだと思います。

話が少しそれますが、「これで3回目だよね、このサスキット買うの」という言葉に違和感を持った方もいらっしゃると思います。サスのメーカーのウェブサイトに行けば、オーバーホールのメニューなどが提示されていることがほとんどです。買い換えなくてもオーバーホールすればいいじゃないか、と思うのでしょう。これは、ダンパーだけのオーバーホールならば当然安く上がります。1年間走ったので、ダンパーをオーバーホールして、また来年楽しく走ろう! という考えなら良いのですが…
何年も使って、ダンパーはヌケヌケ、ピロはガタガタ、ブッシュも切れてる…状態ですと、オーバーホールしたほうが高く付くこともあるのです。シャフトやケースまで交換ということになると、新品ダンパーを部品で全部買って揃えて組み上げるのと同じですので、当然高く付きます。

さて、話を戻します。

素で組んだサスキットをどうセッティングしていくかですが…これはまず、ひたすらに走ってもらうしかないです。ストリートでも、サーキットでも構いません。走って、久田にいろいろなことを話してくれると嬉しいです。よいところ、悪いところ、わからないところ…お茶でも飲みながら、バカ話のついでに話していただけると、久田はそのお客様の次のセッティングを考えることができます。これは何度も書いていることですが、単純にアンダーだ、オーバーだ…では全然わかりません。どんなコーナーの、どこでアンダーなのか。入り口なのか、出口なのかを教えていただけると対策をお伝えできると思います。

もし、ご自分でセッティングしようと思うならば…あくまでも一般論で大雑把なアドバイスになってしまいますが…全体的にアンダー傾向に感じるなら、フロントの車高を少し落としてみましょう。オーバー傾向に感じるなら逆に上げてみてください。このとき、リアを下げるのではダメなのか? という疑問を持たれる方もいらっしゃると思いますが…
車高を上げ下げしたときは、トー調整を同時に行うことが大事です。そうしないと、車高でハンドリングが変わったのか、それともトーの変化で変わったのかがわからなくなります。
そして、リアのトー調整はフロントより面倒なことが多いのです。そのため、とりあえずフロントをいじってみましょう。また、小型のFF車に多いトーションビームを使っている車両の場合、リアサスの車高をいじるのが大変めんどくさいクルマもあります。それ故のフロントの車高ですね。

「フロントの車高を何ミリいじったら、どこそこでこうなった…」という話はなんとなくかっこいいですが…そこに、「トーはちゃんと見た?」と言ったら黙ってしまうようではかっこ悪いです。車高いじったらトー調整。これをお忘れなく。

といっても…そのアンダーだ、オーバーだと言う話を、ストリートの走りで評価するのも良くないですね。公道はサーキットではありませんので…安全運転しましょう。

もう、こんな文字数になってしまいました。まだまだ終わらないのに…よし、珍しい3部構成だ! 次回は、ダンパーの硬さ調整と、スプリングレートの話とします。

先日…湯島に良いお店を見つけました。すぐにO秋さんに報告したところ、「すぐに連れて行け!」という指示が飛んできましたが…なかなか美味しい焼き鳥屋さんと、おつまみの美味しい気軽なBARのセットです。そのBARでは、焼き鳥屋さんでお腹いっぱいになってしまったので軽いものしか食べられず、マスターがカウンターの中で作る料理を恨めしく見ている久田がおりました…あ、炎の電気職人Tさんと、走る人柱N間さんも、いつものN山も連れて行かなきゃ!! コロナがまた増えてきていますが…あまりひどいことにならないといいなぁ…皆さんも気をつけてくださいね!

それではまた次号で!


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