2020-0510号 クルマのリフレッシュのお話
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2020年05月10日号
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皆さん、こんばんは!
久田は相変わらず元気です。
皆さんはいかがですか?
まだまだ安心はできませんが…
コロナの新規感染者さんの数は少しずつ減ってきていますね。
もう少し我慢して…なんとか状況が良くなることを願うばかりです。
昨日、YさんのGVBが緊急入庫いたしました。
昼過ぎに、M本君のGDBのオイル交換をしながら馬鹿話をしていたところ…
ラインの着信音。
Yさんからのラインで、写真が送られてきたのですが…
ほぼ真っ黒になったGVBのブレンボキャリパーの写真が…
「ブレーキが焼けてしまいました。
このままもう1ヒート走っても大丈夫でしょうか?」
という文面でしたが、もちろんダメです。
詳しく聞いてみたところ、
本庄サーキットを連続で走ったのだとか…
本庄サーキットはコンパクトなコースですが、
なかなか面白いコースです。
久田も大好きですが…
めっちゃブレーキに負担のかかるコースでもあります。
ボズのCT9Aも、
あのコースでプロドライバーに乗ってもらったときに、
完全にブレーキが逝ってしまい…
キャリパーが2つに割れたことがあります。(マジです)
YさんのGVBはこれからキャリパーをバラして点検です。
オーバーホールだけで済めばいいのですが…
いろいろなサーキットがありますが、
各コースによって注意点が異なることがあります。
走行会などに参加する際は、遠慮なく久田に相談してください。
ブレーキにきついコースや、やばい縁石のあるコース、
雨が降るとやばいコーナーがあるコース、
近所に美味しいベーコン屋があるコースなど、
色々なアドバイスができると思います。
お気軽にどうぞ!
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◎クルマのリフレッシュのお話
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さて、今回のお題ですが…
このメルマガを愛読してくださっているという奇特なA谷さん
(S谷さんだったらどうしよう…だったらごめんなさい)から、
「CT9Aに乗っているのだが、
そろそろ年式的にも不安になってきた、
リフレッシュに関して少し書けや」
というご依頼がありました。
(文体は嘘です、もっと丁寧な方でした)
日頃ネタに困っている久田にとってはなんと好都合…
もとい、違う違う。
大切な読者様のご依頼ですから、
非力ながらもご依頼に応えなければなりません。
つーことで、一般的なリフレッシュに関して書くことにします。
今回はエボをメインに書いていきますが、
他の車両にも応用できる部分も多いです。
“俺はインプ乗りだからかんけーねーし”
なんて言わないで読んでみてくださいね。
まず…
クルマ屋にとっても、クルマに詳しい人にとっても
常識的なメンテナンスがまるでなされていない車両に出会うことがあります。
トランスファーオイルを一度も交換したことがない…
という方も珍しくないのです。
これは、オーナー様の責任ではなく、クルマ屋の問題でしょう。
お客様から、
「エンジンオイルとミッションオイルを交換してくれ」
と言われたときに、
「はい、かしこまりました。トランスファーと、デフ、AYCはどうしますか?」
と聞くクルマ屋さんばかりではないのです。
「俺はエンジンとミッションしか言われてねえ」と、
わかっていながらもスルーしてしまうことがあるのですね。
少しだけコレはわからなくもないです。
エボのトランスファーオイルは注入にとても時間がかかります。
そして入る量はとても少ないのです。
めんどくさいし、利益も出ないからやりたくない…
という考えもわからなくはないのですが…
もちろんダメですね。
また、“あのクルマ屋は高い”と言われることを恐れて、
本当は同時にやっておいたほうが良いことを
スルーしてしまう傾向もあるようです。
コレと全く同じことが、
クーラント交換の際のサーモスタット交換、
タイミングベルト交換の際のウォーターポンプ交換、
クラッチ交換の際のリアオイルシール交換にもみられます。
「お客様から言われたのはコレ。それ以外は言われてない」
という言い訳で、面倒な仕事を避けてしまうのですね。
もちろん、そのツケは最終的にお客様に回ってきます。
半年前にクラッチ交換したばかりなのに、
オイルシールからオイルが漏ってきた…
ということが普通に起きるのです。
まず、信頼のできるクルマ屋を見つけ、
そして、そのオヤジと(お姉さんかもしれませんね)、
じっくりと話をしてみることが良いと思います。
このパーツは壊れるとどうなるのか、
交換時期はどのくらいなのか、
費用はどのくらいかかるのか…
丁寧なクルマ屋ならじっくりと説明してくれるはずです。
さて、常識的なメンテナンス以外となりますと…
まず、大切なのは
久田がいつもヤレヤレとうるさいブレーキ系のメンテナンスです。
キャリパーのOH。
ホース交換、マスターシリンダーの整備、ローターの点検整備…
パッドはこれがいいのなんのも大事ですが、
まず、きちんと作動することが何よりも大事です。
CT系で、まだ1回もブレーキホースの交換をしていないとか…
かなりやばいですよ?
あとはゴム関係のパーツ全てをチェックしたいところです。
ラジエターホース、燃料ホース、バキューム系、
サスペンションのブッシュ、エンジンマウントミッションマウント…
まだまだあります。こう考えるとクルマってゴムだらけですねえ。
エボの場合は、
インタークーラーのホースもかなり劣化している車両を見かけます。
以前も書きましたが、
エボのインタークーラーホースを全て交換すると、
結構な金額になります。
これは…トラストのインタークーラーキットに交換が良い方法です。
驚くほど安い上に、付属のパイピングとホースで
7割ほどカバーできてしまうのです。
安価にチューニングとリフレッシュが出来てしまう素晴らしい商品ですね。
ついでにピカピカのインタークーラーコアでドレスアップ効果もあります!
って書くとね…やれ圧損がどうこうとか、
冷却効率を考えるとどうこうとか…
言い出す脳足りんがいますが…
純粋に性能アップでインタークーラーを交換するなら、
同じトラストさんでも別の方法がもちろんあります。
しかし、コストは何倍にもなります。
安価でリフレッシュと、そこそこの性能アップができるという点では、
このインタークーラーキットは素晴らしい商品ですよ。
燃料ホースは漏れがあれば、当然火災の危険性がありますし、
ラジエターホース、バキュームホース関係のトラブルは
エンジンブローに直結する危険性があります。
ホース類の交換などは地味なポイントですし、
性能的に向上する部分でもありません。
しかし、とても大切な部分でもあります。
たまには考えてあげてくださいね。
もちろん、いくらでも相談にも乗ります。
さて、リフレッシュに関してですが、
まだまだまだ書きたい部分があるのですが、
すでに普段のメルマガの量を大幅に超えてしまいました…
ということで次号に続きます。
それではまた次号で!
お身体に気をつけて、
あと少し自粛生活頑張りましょう!
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