2020-0120号 チューングの基本の「き」のお話
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2020年01月20日号
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皆さん、こんばんは!
(N山の大ポカで発行日が1日ズレてしまったことを
読者の皆さんに深くお詫びいたします。)
2020年になってからの、
初めての普通の(笑)ボズレターをお届けします。
気持も新たに、しっかりと基本に立ち返った内容にしてゆくつもりです。
えー…人から聞いた話ですが…
先日、某チューニング屋がセッティングを行っていたそうな…
タービンまで交換してある車両で、なかなかハイパワー。
さらに、オーバーフェンダー、GTウイング、
ベタベタの車高、超爆音マフラーと、
かなりイケイケの仕様だったらしいのですが…
交差点やら、枝道がない、広めの道に入り…2速から全開。
3速、4速まで踏み…A/Fもいい感じで、
このまま5速に…というときに、
ちょっとアクセルをオフにしたようです。
なんか、嫌な予感がして…
後続車も先行車もなかったのですが、
頭を振ってミラーをよく見てみると…
なんか赤い光が…ぐあぁ!
白バイっ!! 死角に隠れていたようです、その白バイ。
そのままアクセルオフにして、
50キロまで減速…白バイは死角にベッタリと張り付いてます。
止められたらヤバさ爆発です。
叩いたらホコリ出まくりのような車だったらしいですよ?
聞いた話ですけどね!!!
そのまま50キロでずっと走り続けると、
白バイ、今度は後ろにベッタリ張り付きました。
赤色灯バリバリまわしながら…
免許の点数は満点だけど、とにかくやばいーー!
と、そのうち、白バイは赤色灯を消し、
静かに追い抜いていったとか、いかないとか…
某チューニング屋はUターンして、速攻店に帰ったらしいです。
そのインプレs…もとい、
自動車はすぐに店に突っ込んでシャッター閉めたとか。
その白バイがそのへんウロウロしてたら嫌ですからね。
いやぁ、あぶなかったーー! それにしても、危ないですね。
久田はこんな危険なことは絶対にしませんけどね!!
一般公道は安全運転が基本です。
ちなみに久田はゴールド免許ですよ?
信じない方もいるでしょうが…
ともあれ、みなさんも安全運転してくださいね。
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◎チューングの基本の「き」のお話
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さて、基本に立ち返って、チューニングのいろはを語ろうとしたときに、
何から話そうかとちょっとだけ悩みましたが…
ここは、久田が最も大切な性能向上の“キモ”と考える
サスペンションに関して話そうと思います。
現在、サスペンションをいじろうと思ったときの選択肢は、
車高調整式のサスペンションキット一択ということになります。
遠い昔では、ノーマル形状の強化スプリングやら、
スプリングを交換せずに
ダンパーだけを交換するような手法も取られましたが、
今ではほぼゼロといってもいいでしょう。
車高調整が当たり前になった理由はいくつかあるのですが…
代表的なところをあげますと…
○車検が通るようになった(昔はダメでした)
○車高調整タイプのサスキットの価格が大幅に下がった
○ノーマル形状のダンパーの商品数が滅茶苦茶減った(売れないもんね…)
○ローダウンの強化スプリングの商品数が減った
○ノーマル形状でダンパーとバネを交換すると結構高い
○ノーマル形状ではセッティングの幅が狭い
○太いホイールを履くとサスとの干渉が心配
○ノーマル形状のダンパーで車高を下げるとストローク不足になりがち
○組付け工賃も、車高調整のほうが安く上がることが多い
んー…いくらでも出てきてしまいます。
ともあれ、上記のような理由で、
もう車高調整以外の選択肢はほぼないのです。
また、話は少しそれますが…ときどき、
「ノーマルを乗りこなしてないのに、サスをいじっても無駄」とか、
「ノーマルのバランスを崩すことになる」などという
スカポンタンな意見を見かけることがあります。
ごくごく一部の車には当てはまるのですが…
さすがに久田もマクラーレンP1のサスを交換したほうがいいじゃない?
とは言えませんね…
しかし、一部の例外を除き、サスは車高調整にしたほうが良いと思います。
その理由は…まず、ノーマルを乗りこなしてないのに…うんぬんという
クルマを運転したことのない中学生あたりが言いそうな意見に関してですが、
どんな人間であれ、その車両の性能を100%引き出すことなど不可能なのです。
人間ですから。
サスの交換は、性能向上ももちろんあるのですが、
それ以上に、
“自分の運転スタイルに合わせる、好みのハンドリングに近づける”
ことが目的なのです。
車高調整の場合、これまた例外もあるのですが、
アライメントや、車高に関して自由度が高いです。
ノーマルではトーくらいしかいじれないアライメントも(例外もあります)、
キャンバーや、車高も自由に変更できるというメリットが有るのです。
なんか、今回例外ありますが多いなぁ…
「このクルマはキャンバーイジれる」とか、
「この車高調でどうやってキャンバーいじるんだよ」とかの
ツッコミが入るとぶん殴りたくなっちゃうからでしょうか…
なこたぁ、わかって話してんだよ!
あくまでも一般論です。
良い子はそういうくだらないツッコミをしないようにしましょう。
ともあれ、車高調整を使うメリットは、車高を下げることでもなく、
サスを硬くすることでもないのです。
自分に合わせるために、調整箇所の多いものを使いたい。
それも安価に…が最大のメリットだと思ってください。
さて、それではどんな車高調整を買えばいいかですが…
これはまともなものを買えば、基本何でも同じです。
同じは語弊があるかな…うーん、いっつもこの例を使いますが、
ラーメンとタンメン。
どっちも美味しいですし、それぞれに良いところがあります。
だから、どっちも食べたことがないなら、
どちらを注文してもきっと美味しくいただけると思いますよ?
でも、
「俺はタンメンを極めたいんだ!
あのシンプルな塩味の後ろに隠れる出汁の旨味と、
野菜の甘さ…俺の胃袋を満たすのはタンメンっきゃねえ!!」
なんて方はタンメン注文すればいいだけの話です。
ボズスピードでは、HKSさん、ブリッツさん、アラゴスタさんの
車高調整を勧めることが多いですが、
オーリンズさんも、ジールさんも、クスコさんも
素晴らしい製品を作っていると思いますし、
他のメーカーにも素晴らしい製品はたくさんあります。
お客様とよくよく話をして、これらの製品の中で、
どれが一番そのユーザー様に合っているのか?
これを一緒に探し出すのが久田の仕事です。
ただ、先程、“まともなものを買えば”と言いましたが、
これは同時に、まともでないものも多い…ということでもあります。
安全が最も大切な自動車用部品として成立していないものもあります。
十分に注意してくださいね。
もちろん、ボズスピードではそんな製品は販売いたしません。
さて、今回は少し長くなってしまいました。
次回は、この車高調整…
どのように使いこなせばよいかを説明したいと思います。
それではまた次号で!
事故とスピード違反にはくれぐれも気をつけてくださいね!
って、まじやばかったわぁ…、あ、知り合いの話ですよ!
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