2017-0416号 プラグ交換のお話
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「ボズレター2017-0416号 BOZZ LETTER Ver.2017-0416
ボズレター2017-0416
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2017年04月16日号
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皆さん、こんにちは!
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┃目次
┃◎プラグ交換のお話
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桜ももう終わりですね。
皆さんはお花見行きましたか?
久田はまったくそのチャンスがありませんでした…
まぁ、家の前が桜並木ですので、
毎朝、毎夜、通勤時に見れるのですけどね。
あー、まだ葉桜になって残ってますね。
今夜、缶ビール持って家の前の道に行こうかな…
って、変な人と間違えられて通報されてもなぁ。
ま、変な人なんですけどね…一応人畜無害だい!!
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◎プラグ交換のお話
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さて、ブログにもちょっと書きましたが…
高速域で吹け上がりの悪いGTO。
なんとオーナー様、
数年前に購入して以来
一度もプラグ交換をしたことがないとのこと。
前オーナーも車を手放す直前に
プラグ交換とはなかなか考えにくいので、
もう、何年交換してないかわからない
というレベルですね。
結論から言うと、
プラグ交換で調子は戻ったのですが、
なんと、前バンクと後バンクで
異なったプラグが入っていました。
後バンクのプラグ交換はかなり厄介なので、
端折ってしまったのでしょうね。
当然、コレはダメです。
ボズスピードとしては
ポピュラーな作業のプラグ交換ですが…
だいたい皆さんどのくらいのサイクルで交換されてますか?
もちろん、走行距離にもよるのですが…
メーカー純正プラグは
10万キロ交換不要と書いてある車種も多いですね。
だから交換しなくていいと思ったというお客様も多いです。
たしかに、ごく普通のお買い物グルマとして使うなら
それでもいいのかもしれないのですが…
年3回のアムクレイドは全部行くぜえ!
とか、毎月筑波行ってるぜえ!
とか、ブーストアップバリバリ!
とか、そもそも排気量が2.3リッターでデカタービン装備!
なんてお客様もいらっしゃいますか?
って、ウチのお客様そんな人達ばっかじゃん!!
はい、あなた達はプラグ10万キロ無交換なんて無理ですから!
最低でも年一くらいは替えてください。
できれば春と秋の2回なら理想的です。
もちろん、使うプラグにもよるのですけどね…
プラグ交換は、エンジンの性能維持だけでなく、
いろいろな情報も与えてくれます。
ピストン、バルブ、シリンダーのダメージ。
バルブシールの不良。
点火時期の進みすぎ、遅れすぎ。
インジェクターのコンディションなどが
わかることも多いのです。
あ! 時としてメカニックの根性の腐れ具合も
わかることがあります。
どんな状態になっていたら、
どんなトラブルが考えられるのかは、
お客様の外したプラグを見ながらご説明差し上げます。
まぁ、めっちゃ大雑把に言ってしまうと、
きつね色に焼けていて、ギャップが正常で、
電極がさほど減っていなくて、
ガソリンやオイルが付着していなければ正常です。
ありがちなのは…
外したプラグが黒くなっているときに、
いとも簡単に「あ、燃調濃いね」とか、
「もっと焼け型のプラグ使わないとダメだよ」
などと言うメカニックはあまり信用しないほうがいいかもです。
カーボンが大量に付着している状態ならまだしも、
表面がうっすら黒くなっているだけで
こんなことはわからないのです。
一番高いギアでしばらく全開で踏んでいるときに、
スパッとエンジン停止して、
その状態のプラグ見るならまだわかるのですけどね…
でも、こんな危険なこと出来ないですからね!
バイクじゃないんだし!
ターボエンジンでこんなことしたくないし!
また、プラグの熱価は車種によって大きく変わります。
街乗りメインで、ちょっと飛ばすくらいなら8番。
サーキットなら9番かなぁ…
なんてセリフもよく聞きますが、
“この車種で、このくらいのチューニングなら”
という言葉が前についてなければ、
ほぼ適当なコメントだと思ったほうがいいです。
熱価に関しては車種によって変わるとだけ
覚えておいてくださいね。
詳しくは出入りのショップさん、
もしくは久田に聞いてくださいな。
ちなみに、プラグが不調になり、失火するようになると、
パワーダウンすることは当然ですが…
もうひとつ、
オイルがガソリン希釈状態になってメタルベアリングや、
カムホルダーの焼き付きを起こす…
簡単に言ってしまえば
エンジンブローの原因になることもあります。
これはこのメルマガで何度も言ってきたことですが、
点火系のトラブルの原因は
燃焼できなかった混合気の中のガソリンが
じわじわとオイルに混じることにもあるのです。
ガソリンはオイルよりも当然サラサラしていますので…
混じればオイルの潤滑性能は低下します。
プラグを交換したらものすごく調子が良くなった…
などという方は、
喜んでいないですぐにオイル交換してください。
ごくまれに、プラグが緩んでいる車両があります。
締め付けが緩いとか言うレベルではなくて、
もうガタガタ。手で回っちゃうレベルです。
この状態でも、結構走っちゃうのですが…
もちろんダメです。
でだ…このプラグが緩んでいる状態ですが、
バルブクリアランスが広い状態と、
音がとても良く似ているのです。
カチャカチャ系の音ですね。
この音が出始めたら、
“あー、バルブクリアランス広いんだな、
そろそろなんとかしなきゃなぁ”
ではなく、まずプラグの締め付けを調べてください。
ユルユルかもしれませんよ?
気合の入ったユーザー様で、プラグ交換は自分でやる!
という方もよくいらっしゃいます。
エボなどは比較的楽ですからね。
でも時々インプレッサのプラグ交換を
ご自分でなさる方もいらっしゃいますね。
すげえ根性…
工具もそれなりに揃っていないと難しそうですね。
さて、このDIYプラグ交換なのですが、
久田は決して否定はしません。
きちんと出来るなら推奨したいほどです。
でもね…過去数人いらっしゃいましたが…
プラグのネジ山壊してしまう方もいるのです。
斜めにプラグ入れちゃった結果ですね。
この場合、すぐに気がつけば
修正することも可能なこともあるのですが…
ガッツリ壊してしまうと、
下手をするとヘッドを降ろさないと直らないこともあります。
プラグ交換の工賃をセーブしようとして、
何10万もの出費になってしまうこともあるということです。
ご自分で作業するのはいいのですが、
くれぐれも注意深く行ってくださいね。
あ! 最後にみっつ!
明日から20日の木曜日まで、
ボズスピードはお休みを頂きます。
台湾の部品ショーの視察です。
なにか面白いものが見つかるとイイなぁ。
そして、来月14日のアムクレイド走行会。
そろそろ申し込み開始いたします!
台湾から戻ったらはじめましょうね!
今回も奮っての参加をお待ちしております。
サーキット走行が初めての方も全然OK!
めっちゃお気楽で、めっちゃ楽しいですよ!
また、そろそろクーリングキャンペーン開始します!
オイルクーラー、インタークーラー、ラジエターを
特価で販売させていただきます。
詳細は戻ってきてから告知させていただきますね!
それではまた次号で!!
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