100万でモータースポーツ その003-D-SPORTS CUPに参戦だ!
昨年の11月3日に行われたD-Sports Cupに行って参りました!!
本当はもっともっと早く書かなきゃいけないのですが…怠け病が…
ともあれ、その日のレポートです~
場所は千葉県の茂原サーキット。ダイハツの軽自動車がメインのイベントです。12年は年間3回行われており、今回が最終戦になります。
エッセレーシング(笑)を制作しようと思ったきっかけのひとつが、このイベントへの参戦だったのですね。さらにもう一つの目的として…古い友人である、一人の男を陥れようと久田は考えておりました…その男とは…そう、みなさまご存知のレブスピード、つかポンこと、塚本編集長です。
編集長とは、本来、みんなよりちょっとでかい机に座って、全員の仕事ぶりを睨みつけながら、メーカーのエライさんと気さくに電話したり、ベテランのライターさんとか、ドライバーさんと談笑したりしてるもんなんです。で、時々社長に呼ばれて、発行部数がどうたらこうたら、広告がどうたらこうたら…と小言を言われ、ストレスが溜まった状態で…そのはけ口として…原稿の出来が悪いとか、写真の出来が悪いとか、このレイアウトは無いんじゃないの? あぁん? みたいな文句を言い。“口開き始めると全員の仕事が遅くなっから黙っててちょうだいよっ!” と、編集部員に嫌われる辛い中間管理職だったのです。
ところが、このつかポンときたら、日本中飛び回って、あっちのサーキット、こっちのサーキットと走り回っているじゃないですか! なんとなく、俺は本当は速いし…なんて思われたら大変です。編集長辞めて、GT乗るわ…とか言い出されると、レブが出なくて困ります。速いのは原稿だけでたくさんだっちゅーの。つーことで、ここで一度、同じクルマでガッツリぶっちぎって、早く走りから引退させてやろうじゃないの…的なダークサイドな久田の思考回路。
ということで、やって来ました茂原サーキット。ぐふふ…エッセレーシング(笑)の餌食になりそうな軽自動車がすでにたくさん集まってます…アレ…??…なんか、大人げないくらいぶっといタイヤはいた車両とか…なんか、誰が見てもマジで作りこんでる車両とか…大人しげな車両ももちろん多いのですが…パラパラとすごい車が…まぁ、ここまで来てグダグダ言っても始まりません。
このイベントの主催は八重州出版という老舗の出版社です。なんと…ここは久田の古巣なのですね~19の頃に門をくぐり、ドライバーという雑誌にアルバイトとして潜り込んだのが、久田のクルマ人生のスタートポイントでしたね。ここにA藤という、一人の人間のクズがいたのです。この男を中心にN山、S谷という、人間のクズの集合体が徐々に出来上がっていきます…A藤の馬鹿やろうは勝手に夭折しちまいました。早く会いたいけど、もうちょい待ってろよ、もうじき行くからな。
湿っぽい話はさておき!
朝一番は受付です。さすが古巣。知ってる顔がチラホラ…K田という、長身の編集見っけ。眠たそうな顔をして笑うと誰でもK田のモノマネができます。早速声をかけます。
「あ~久田さん来たんですかぁ! クルマどれです? あぁ、結構おとなしめですねえ、下見ですか?」
え…? やっぱそう見える? 他の車に比べるとおとなしい?? いやいやいや、おとなしいのは外見だけだって! 中身と走りを見て驚くなよっ! K田だって、外見優男だけど、とある世界行ったらめっちゃ強い戦士だったじゃないの! 赤魔道士メインだったっけ?(ひどい楽屋落ち…懐かしいなぁFF11…注オンラインゲームです)
赤魔道士…もとい、K田はほうっておいて、走行の準備を始めます。ちょっとでも軽くしなきゃね。シートを外し、スペアタイヤ降ろし、久田のお腹も外します。
そのうち、つかポンもやって来ました。相変わらずにこやかです。ふっふっふ…今日、久田にぶっちぎられるとも知らずに…
いよいよ一本目の走行です。
かる~く流して、調子を見て、問題なしと判断して即アタックに入ります。茂原サーキットは、縁石の使い方が難しいコースです。車両にストレスをかけ過ぎないように、なるべく縁石には乗らないように心がけます。出走前に、親切な方に教えてもらったエアクリーナー外しの技が効いてます。驚くほど効きます。回しグセが付いたこともあるのでしょうが、エビスでは6000回転がやっとだったエンジンが、なんと8000近くまで回ります。すげえ!!
デフも、サスもいい感じです。コーナリングスピードは恐ろしいほどですね。最終コーナーでギアが合わないのはかなり苦しいですが、後は何とかごまかせるレベル…さすがにこのペースならば他の車両はついてこれないでしょう!! え…? ガンガン煽られてます。ストレートでも、コーナーでも煽られまくりです。エビスでGTRに邪魔者にされたのは仕方ないとして…茂原で同じエッセに邪魔者扱いされてますーーー!! 青旗出ても仕方ないぞこれはァ!!
ハァハァ…いや、なんつーか…相手にならんわ…他のエッセ速すぎ…走行後。見なくてもわかるリザルトを見に行きます…久田が東大受けてその結果見に行く気分です。見なくてもわかるって嫌ね;;
はい、エッセの中では…ビリでした…ドンケツです。見なくてもわかってたけど、見たらもっと嫌になってきました…59秒の後半がやっとでした。トップの方は55秒台です。お話になりません。あげくに、車両をいたわるために縁石は最小限度…なんて自分で言っておいて、実際はガンガン縁石乗りました。だって…ちょっとでもタイム稼がないと、青旗だされそうなんだもん。
つかポンの高笑いが聞こえそうです。「いい加減に走るのやめたらぁ?」なんて言われそうです。ちっくしょおおおおお!!
次はつかポンの番です。ふん、お前もボコボコにやられちまえっ! ところが…なんか、うまいです。久田より全然丁寧です。初めて乗る車両なのに上手に乗りますねえ。ま、見た目はいいけどねッ! 大事なのはタイムですよ、タイム。
はい…ご想像のとおりです。久田はつかポンにもボコボコにやられました。59秒前半出されました;; 0.7秒の負けです。おっかしーなー、お腹外して軽量化したのになぁ。さらに言うと、ダブルエントリーだったために、久田はエキスパートクラス、つかポンはビギナークラスで出走したのですが…(実際は両名ともエキスパートクラス)久田はリザルトのビリ。つかポンはプリントされた表の中ではトップです。むかつく~~~
あまりにタイムが出ないので、他のエッセの偵察を始めます。お? トップタイムを出している車両の走りをじっくりと偵察です。
まぁ、うちの車両より足は硬いみたいだけど…メインストレートを駆け抜けていきます。ぷぃ~ん・・・ぷぃ~ん・・ぷぃ~ん…ぷぃんぷぃん!!
あれ? 今そこで2回シフトアップしてねえ??? 他の速い車両も同じです。この人達…ノーマルミッションじゃねえぞお!!!
走行後、トップタイムの人が、パドックで談笑してます。
「あの~、いきなりすみません、ボズスピードと申しますが…もし宜しければ、どのようなミッションお使いなのか教えていただけませんでしょうか?」
「あ~~~いいですよ~~、てかぁ、まさかノーマルミッションなんですか?」
「まさか・・・といわれるくらいダメなことなのですか?」
「タイム出そうと思ったらクロスは必須ですねえ…例のあの○―○と、○ッ○は、エッセと中身は同じミッションなんですよ、だからあのクロスが使えるんです。それも、ファイナルも組み合わせて、コースに合わせるんですね」
げげげげげ!!!
なんつう、凝り方…半端ないです、この方たち。さらにタイヤサイズ、サス、エンジンといろいろダメ出しをして頂きました。やっぱ経験ってすごいなぁ。でもね、今回思ったのは、みんな優しいの。そんなこと教えちゃっていいの? って、くらいな美味しい話をどんどん教えてくれるのです。
この雰囲気いいなぁ、ギスギスしてなくて。ますます、久田はエッセが好きになりました。結果、つかポンには0.7秒ちぎられたまんまだけど、まぁ、いいや、次があるぜえええ!!
まだまだ、予算をかけずに詰められるところがありそうです。色々と試してみようかな。
今回のレポート、とっても遅くなりましたが、今度はもっと早く書きますので許してね。さらに、エッセ用のちょっとしたパーツ開発中です~~
お楽しみに!!